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自動車の実走行状態において、エンジン・トランスミッションなどのパワートレインユニットは、山道でのアップ・ダウン、急カーブ、始動・減速時など、さまざまな傾斜状況での運転動作を強いられます。一般的に傾斜状態ではエンジン・トランスミッション内部の潤滑油の状況は水平状態とは異なり、燃料/潤滑油消費量・排ガス濃度・フリクション(メカニカルロス)は悪化する傾向にあり、また酷い場合は回転軸受部の焼付き・損傷を招くこともあります。
従来、車両/エンジン/トランスミッション開発時に、これらの確認試験はそれぞれの状態を想定した実車走行試験においておこなわれてきましたが、実走行試験では官能的定性試験にとどまり、また走行後の消費量確認や分解点検などでの事後定量評価に限定されていました。
本製品は、これらの評価試験を台上試験においても可能とするもので、さまざまな走行状態を実験室内で再現し、しかも各部油温・油圧をリアルタイムに定量把握することができ、フリクションの変化も定量的に把握できます。また、供試体各部にCCDカメラを取付ければ、各部の状況を目視確認することもでき、さらにまた環境槽を付加することにより低温/高温状況下での確認も可能です。
運転パターンとしては、一定傾斜角度による定常状態試験のほか、スラローム運転や急加減速状態の再現など過渡応答試験にも対応しています。基本的には無負荷運転での評価となりますが、ご要望によりダイナモを接続した負荷運転仕様も製作可能です。
エンジン/トランスミッションなどのパワートレインユニット試験にとどまらず、二輪車・コンパクトカー・軽トラクターなどの実車試験に対応した事例もあります。
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