目次
1.製品紹介
2.書籍紹介
3.ブレイクタイム
4.青ちゃんの言いたい放題
5.経営学コラム
6.やまのひとりごと













1.製品紹介


 本誌2025年冬号では複合型摩擦摩耗試験「TMX-01」を紹介させていただきました。この試験機は、1台で様々な回転系摩擦摩耗試験を実現可能な装置ですが、この度お客様のご要望に応える形で、新たなラインナップとして往復摺動試験ユニットを追加いたしました。
 このユニットは、「TMX-01」本体の試験槽に取付でき、クランク機構により回転動を往復動に変換し、荷重負荷機構や摺動抵抗計測機構と相まって、往復摺動試験を実現するものです。
 本体同様、デモ機がありますので、社内貸出や受託試験、1~3ヶ月単位での客先貸出にも対応いたします。お気軽にご相談ください。(まずは、ご一報をお待ちしております。)



※このほかの特注仕様にも対応いたします。お気軽にweb-info@spacecreation.co.jpまでお問い合わせ下さい。
  





2. 書籍紹介
『キーエンス 
高付加価値経営の論理 顧客利益最大化のイノベーション
延岡 健太郎著 日経BP日本経済新聞出版  2023年3月発行


  関税引き上げや資源高が利幅を圧迫する昨今、「安さ」で勝負し続けることの限界を感じている皆様も多いのではないでしょうか。
 営業利益率40%超を誇るキーエンスの強さの秘密は、顧客すら気づいていない課題を発見し、その解決に高い値付けをする「付加価値の創造力」にあります。
 顧客の「ニーズ」に応えるのではなく、顧客の「課題」に合わせて「ソリューション」を提案しなければならない。日本のモノづくり研究の第一人者が、「付加価値」という観点から今改めて稼ぐためのメカニズムを描き出した一冊です。





3.ブレイクタイム
【春の和菓子】
 寒く厳しい冬から一変、あたたかな春になりましたね。この時期はひな祭り、端午の節句、お花見など行事がたくさんです。
ひな祭りには菱餅、端午の節句には柏餅、お花見にはお花見団子…古くから、めでたい席には美味しいものがありました。今回は、春の和菓子についてのお話です。

 ひな祭りの菱餅ですが、3色それぞれの意味をご存じですか。桃色は「魔除け」、白には「清浄」、そして緑には「厄除け」の願いが込められているそうです。また、三色の並び順は「雪(白)の下に新芽(緑)が吹き、桃の花(桃色)が咲く」という春の情景を表しているとも言われます。
 続いて、端午の節句に欠かせない「柏餅」。柏の葉は新しい芽が出るまで古い葉が落ちない、という特性を持つことから、「子孫繁栄」の象徴とされてきました。和菓子は単なる食べ物ではなく、人々の願いが込められているのですね。

 忙しい毎日の合間に、温かい飲み物と季節の和菓子をひとつ。自分の分だけでもいいですが、家族や友人の分も用意して一緒に楽しむのはいかがでしょうか。季節の美しい情景や、さまざまな願いの込められたお菓子。素敵なひと時が過ごせそうです。






4. -コラム-
モノづくりの現場からプロが消えた!?」
                                   /青木邦章


 まだ青ちゃんが駆け出しの技術者だった昭和の時代、モノづくりの現場にはその道のプロと呼べる匠たちがたくさんいました。
 独立前は大企業でエンジン開発者として働いていましたが、われわれ若手が1週間以上かけて描いた計画図の課題・問題点をわずか数秒眺めただけで指摘する設計のプロ。また、空気やオイルに変幻自在に変身し、エンジン吸排気ポート内を直接見てきたように現象を語る実験のプロ。眉唾だと疑っていても、後々試験データを分析するとその通りで驚くこともしばしば。
 また、試作工場にも一級技能士がたくさんいて、スクレーパ1本でミクロン台の平面を造り、しかも機械加工以上の滑らかさを実現するキサゲ職人。片パス1本で1/100㎜までを感じ取り、汎用機械でどんな形状も造ってしまう機械工の親方。その他どこの会社でも、どこの職場でも、隅々まで目を光らせ、腕も振るう頼もしい仕事の鬼(あるいは神様)がいたものです。
 ところが平成にはそういったプロは定年退職を迎え第一線を離れていき、令和になるとトンと見かけなくなってしまいました。本来ならば、代替わりして新たなプロが出現しても良いはず。いったいなぜなのでしょう?
 ひとつにはCADやシミュレーションソフト・NC制御加工機の出現や業務マニュアルのIT化整備で、通常業務の質向上があるのかもしれません。また、自動化・品質安定化の過程で、そのような突発事態に対処する必要がなくなったのかもしれません。
 しかし、昨日と同じものを作るのならばともかく新しい機構やシステムの創出には不確定要素が付きもの。そのような場面では、過去の経験ベースの勘・コツによって立ちはだかる壁を突破するケースも多いはず。デジタル化された形式知ではなく、プロの暗黙知が本領を発揮する局面も多くあります。また、本来、日本のモノづくりの強みはそこにこそあるのではないでしょうか?
 昭和の時代とはジャンルや着目点が異なるかもしれませんが、故野中郁次郎氏らが提唱したSECIモデルをキチンと高速で回して、新たなプロを育成する必要があるように思います。

※SECIモデル:共同化・表出化・連結化・内面化の4つの過程を循環させ、知識レベルをらせん状に高めていくマネジメント手法。
 



5.経営学コラム
「AI進化と星新一が見た世界」
                          /一橋大学 専任講師 青木哲也

  世界各地で紛争が続く昨今、自動索敵やドローン誘導など、AIの軍事利用が現実のものとなっているようです。技術が戦争をきっかけに飛躍的な進歩を遂げるというのは、インターネットにせよGPSにせよ、歴史が繰り返し証明してきた事実です。実際、ここ数カ月のAIの進化も目を見張るものがあります。
 その進化を最も実感できるのが、ハルシネーション(AIが事実に基づかない情報をもっともらしく生成する現象)の減少です。つい最近まで、AIに正確な仕事をさせるためには、「プロンプト」と呼ばれる精緻な業務指示書を人間が作り込む必要がありました。曖昧な指示を出せば、AIは自信満々に誤った回答を返してくる。それを防ぐために、人間側がAIの癖を理解し、指示の出し方を工夫する。いわば、人間がAIに合わせる時代だったのです。
 ところが現在、その指示書すらもAI自身が作成できるようになりました。この変化を支えているのが、「マルチエージェント」と呼ばれる仕組みです。一つのAIが全てをこなすのではなく、複数のAIがそれぞれ異なる役割を担い、互いの出力を検証し合いながら作業を進める。指示を出すAI、作業するAI、その成果を検証するAI。人間が介在せずとも、AI同士が協業することで、精度が飛躍的に向上しているのです。
 星新一のショートショートに、ロボット同士を戦わせ、壊れたロボットはロボットが修理し、人間はそれを娯楽として眺めるだけになった社会を描いた作品があります。マルチエージェントの世界は、まさにこの構図に近いのかもしれません。AIがAIに指示を出し、AIがAIの間違いを正す。人間は全体の方向性を示すだけで良い。そんな時代に求められることは何なのでしょうか。小手先のAIへの指示の出し方を磨くことではなく、そもそも今何をするべきか。より高次の戦略的思考法を磨くことではないでしょうか。






















6.やまのひとりごと
春の訪れと同時に、目のかゆみと鼻水の症状に苦しめられています。
皆さんは花粉症、つらくないですか?
寒い冬が終わるのは嬉しいけれど、花粉症はなくなってほしい、と
ついつい思ってしまいます。

 










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予知保全とは
 機械・設備に現れる故障の兆候を事前に察知し、最適なタイミングで部品交換や修理を行うメンテナンス手法です。
 機械が故障する前には、何らかの兆候が現れます。これらを確実に捉え予知することで、突発的な故障による多額の修理費や人件費を抑制し、設備の稼働率を向上させることが可能です。

振動計測を用いた予知保全
 振動計測は異常に対する感度が高く早期診断に優れているだけでなく、解析手法が確立されているため精度の高い情報を取得できます。また、振動計測機器自体が比較的安価で後付けが容易な点も大きなメリットの一つです。

活用例
・常時監視  :振動測定値に閾値を設けて、未然に装置の運転を停止させます。
・予防保全  :定期点検などで振動値を記録し、比較・判断します。
・予知保全※ :記録した振動データを解析し変化状況から故障を予知します。
※解析装置が必要となります。
※データを分析し、対象となる故障原因に応じて周波数範囲を使い分ける必要があります。

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