目次
1.製品紹介
2.書籍紹介
3.ブレイクタイム
4.青ちゃんの言いたい放題
5.経営学コラム
6.やまのひとりごと













1.製品紹介

  自動車開発の中心がハードからソフトへと移っている中、パワートレイン系の試験機需要も減少していますが、そのような中でも遊星ギヤ関連だけは、まだまだ開発課題が結構あります。理由としては、パワーソースが内燃機関から電気モータに変化し、それに伴い定格出力をトルクではなく回転数で稼ぐ傾向が強くなって、トランスミッションの減速比が大きくなってきていることが挙げられます。
 コンパクトで大減速のトランスミッションとしては、遊星ギヤが最適。EV・HV・FCVや将来のホイールインモータに欠かせない要素部品です。そして、軽量・小容積化のためにはギヤの素材・熱処理・加工方法と軸受関連の改善改革が必須課題。その開発を効率良く進めるために必要なのが、遊星ギヤ耐久試験機となります。


 【装置の特徴】 トルク負荷方式は動力循環型、トルク・回転数は任意に設定可能。最大負荷連続耐久試験以外に、パターン耐久試験も容易に実現。テストボックスは、供試体に併せて任意にアレンジ可能。複数機種の試験を効率的に実施可能。供試体の潤滑環境も油量・油温など任意に制御可能。また、環境槽の追加設置で低温・高温での試験も可能。

*その他特注仕様、各種オプションにも対応いたします。お気軽にweb-info@spacecreation.co.jpまでお問い合わせ下さい。






2. 書籍紹介
『イノベーターたちの日本史
 米倉誠一郎著
 東洋経済新報社 2017年4月発行

 激動の明治期、環境変化に対して、ただ順応(An adaptive response)するのではなく、創造的対応(A creative response)することで偉大な成果を残した先人たちの物語。イノベーションの父、シュンペーターが提唱した概念である創造的反応という切り口から、偉人たちの物語を紐解きます。
 開国近代化の荒波の中で、武士たちはどのように起業家にトランスフォームしたのか。鮮やかな語り口から、大河ドラマのように歴史的ロマンを感じられることはもちろん、不確定な時代を生きる私達に、明日への行動指針と勇気を与えてくれる一冊です。




3.ブレイクタイム
【秋の土用】
 秋の土用を知ってますか?
 夏の土用は有名で、うなぎをイメージする人も多いのではないでしょうか。実は、年4回土用があり、秋にもあります。年4回の土用の期間は、それぞれ18日間です。2025年秋の土用は、10月20日から11月6日、「立冬」の前に終わります。
 秋の土用は、辰の日に「た」がつく食べ物や青い食べ物を食べるといいとされています。大根、玉ねぎ、たまご。青いものは、青魚のいわし、あじ、さんまでしょうか。

 今年10月26日の辰の日にこんな献立はいかがですか。
 新米のごはんに玉ねぎの味噌汁、大根おろし添えさんまの塩焼き。だし巻き卵、タコの酢の物。シンプルだけど、贅沢です。出来立てをよく味わって食べたいですね。
 今年は黒潮大蛇行が終息したようで、さんまの豊漁が期待されています。季節の変わり目で体調を崩しやすいとされる土用ですが美味しいものを食べて乗り切りたいものです。






4. -コラム-
農業の新時代到来?」
                                   /青木邦章


 令和の米騒動をはじめとして、農業の話題が頻繁にニュースで取り上げられています。ご当地静岡県西部(古い地名で遠州)地区は輸送機器などモノづくりの街として全国的に有名ですが、野菜・果物・花き・お茶など農作物の一大産地でもあります。三方原の馬鈴薯・篠原の白玉ねぎ・五島のエシャレット・磐田のチンゲンサイなどの野菜、三ケ日みかん・クラウンメロン、ガーベラ・フリージア・ほおずき、そして遠州各地のお茶。築地を筆頭に多くの市場に出荷され、地元では入手困難なモノも多くあります。
 関東・中京・関西の大都市圏に近く、年間を通じて日照時間も長いという地の利を活かしての展開でしょうが、明治維新後の旧幕府方武士や、第二次大戦後の復員兵や旧満州からの移住者が、広大な未開の地を苦労して開拓したという歴史的背景も理由のひとつです。

 さて、そんな農業ですが、近年は酷暑による水不足、冬場の温室燃料費高騰、年間を通しての人手不足など、健全経営を阻害する問題が山積しています。子や孫への事業承継がままならず、都市化が進む地域では宅地や工業用地・倉庫などへと転用され、緑が減少する一方です。
 食料自給率改善、さらには経済安保の観点からも、国全体で真剣に考えるべき課題と言えます。
 そんな、なかなか先が見通せない農業経営ですが、ただ悲観的な面ばかりでもありません。まだ少数ですがモノづくり産業からの新規参入者もちらほらと出てきているからです。
まずは、兼業農家で製造業に勤務していた方が定年退職を機に専業農家となった例。さらには、同じく大企業定年退職者ではあるものの、農業未経験者が時間を持て余して農業を始める例。それも家庭菜園レベルではなく、大規模に休耕地を借受け、機械導入して農協にも加入し本格的営農者として再スタートする例。さらに、若手エンジニアが大企業をスピンオフして新形態の農業経営に乗り出す例、等々。
 いずれもまだまだ少数ではありますが、大企業での事業マネジメント・開発マネジメント経験を活用し、また得意のIT技術を駆使して、高い志の下、新ジャンルに挑戦しており、今後の展開が楽しみです。


 



5.経営学コラム
「ナショナリズムの在り方」
                              /一橋大学 講師 青木哲也

 アメリカの若手保守活動家、チャーリー・カーク氏が暗殺されたとのニュースが飛び込んできました。政治に携わる人間が暴力に晒される事件や、戦争や移民関連の摩擦など、異なる価値観の衝突に起因する問題が世界各地に溢れているように思われます。日本においても、「海外との付き合い方」が重要な論点として様々な場面で取り上げられており、国を超えた価値観の違いにどのように向き合うかが問われているのではないでしょうか。
こうした状況の中で、経営学領域でも「ナショナリズム」に関連する研究がホットトピックになっています。たとえば、コロンビア大学のYueらによって発表された2025年の研究は、自社の製品パッケージに国旗を含めたり、「メイドイン〇〇」のような文言を前面に押し出し、愛国心に働きかけるマーケティングを採用した場合の効果を議論しています。Yueらによれば、こうした戦略は、短期的な国内販売の増加と、株価上昇をもたらすものの、長期的には、海外売上の減少、海外人材の活用が困難になることから、企業業績に悪影響を与える可能性を指摘しています。
今後ますます人口減少が進む本邦においては、販売先としての市場も、人材供給源としての市場も、国内で完結させることは困難だと予想されます。実際、皆さんの身の回りにも多様なバックグラウンドを持った顧客や同僚が少なくないはずです。ナショナリズムをむき出しにして争うのは世界陸上など競技の世界だけに。ビジネスの世界では、一時の感情や好き嫌い、短期的な利益に囚われることなく、互いに尊重し合って活動することが令和のグローバル時代には求められているのではないでしょうか。





















6.やまのひとりごと
 先日、映画館でメリーポピンズのリバイバル上映を観てきました。
小さなころから大好きで何回も観た作品なのですが、やはり家のテレビで見るのと大きなスクリーンで鑑賞するのとでは大違い。劇場でゆったりと観られて、いい思い出になりました。
調べてみたら、「午前10時の映画祭」と言う名前で各地の映画館で名作映画のリバイバル上映をやっているようです。
気になる作品があったら、また見に行こうかと検討しているやまなのでした。

 








 試験機付属のPC、Windows11に更新されていますか?
スぺースクリエイションからのお知らせです
 


Windows 10のサポート、いつまで?
Windows 10のサポートは2025年10月14日で終了します。これ以降はMicrosoftからセキュリティ更新や技術サポートが提供されなくなります。

更新せずに使い続けるとどうなる?
セキュリティの脆弱性が放置され、ウイルスやマルウェアの感染リスクが高まります。また、技術サポートも受けられなくなるため、トラブル発生時の対応が難しくなります。

おすすめの対策は?
・Windows 11に無料アップグレード(対応PCの場合)
・新しいPCへの買い替え(快適な操作環境を望む場合)
・有償の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の利用(PCを継続使用したい場合)

パソコンってどのくらい使えるの?
一般的にパソコンの寿命は5~7年ほどとされ、HDDは約3~5年、SSDは5~7年、電源ユニットも5~7年が目安です。CPUやマザーボードは10年以上動作することもありますが、性能面では5年ほどで限界を感じることが多いです。

早めの対策がおすすめです!
Windows 10のサポート終了はまだ先のようで、実はすぐそこです。安全にパソコンを使い続けるためにも、早めの準備と対策をおすすめします。

お使いの試験機用PC、「替え時かな?」と思ったら
お気軽にweb-info@spacecreation.co.jpまでお問い合わせください。
ご利用中の環境に合わせた対応をご提案いたします。