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1.製品紹介 |
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自動車等の操作シフトレバーの耐久性を評価する試験機です。
サーボモータ駆動で任意の操作パターンを繰り返し耐久評価を実施します。
冷熱装置を接続することにより、常温以外に-40~90℃の環境下での試験も可能です。
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※その他特注仕様にも対応いたします。お気軽にお問合せください。 |
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2. 書籍紹介 |
『世界史を大きく動かした植物』
稲垣栄洋著 PHP研究所 2018年7月発行 |
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有史以前から常に戦いと殺戮に明け暮れ、支配と隷属の関係を延々と繰り返してきた人類。「歴史の陰に女あり」とは、よく言われますが、植物学者である著者は「歴史の陰に植物あり」と主張します。
小麦・稲・胡椒・唐辛子・ジャガイモ・トマト・綿・茶などなど、多くの植物を題材として、その特徴と人類との関わりを解説していきますが、雑学的な興味で読み進んでいくうちに、期せずして歴史の深淵を覗き見させられます。
そして、「おわりに」で著者が述べる植物側から観た論理。明日から植物に対する見方も変わる一冊です。
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3.ブレイクタイム
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【二十四節気の清明】
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日本には、一年間を24分割しそれぞれに季節を表す言葉をつけた二十四節気という言葉があります。清明とは、その5番目のことです。2021年の清明は4月4日。春分から数えて15日頃です。
清明とは、「清浄明潔」という語を略したものです。
江戸時代に書かれた暦の解説書、暦便覧の中で「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」と記載されています。空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、すべてがはっきり鮮やかに見える頃という意味です。また、ものがはっきり見える時期なので芽吹いたこの草は何という草なのか、よく分かるということです。
ここ浜松では桜が終わり、新緑がきれいな頃になります。春風を感じられる爽やかな季節です。今年もお花見が中止になったところもありました。感染症予防対策を心掛けながら、鮮やかな新緑を楽しみたいところです。
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4. -コラム- |
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「さよならB747 ~コックピットから見た雲海~」
/青木邦章
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今回は空の話題を提供。B747(ジャンボジェット)は初飛行から50年を経過、「空の女王」と呼ばれ、多くの人を空へ誘い、快適な旅を提供してきました。しかし寄る年波には勝てず、旧設計4発ジェットの燃費問題とコロナ禍の航空産業低迷も相まって、続々と引退に追い込まれています。この機体には、青ちゃんも素敵な思い出があります。
今から30年程前のこと、ボランティアで静岡県日豪協会の理事をしていた時、当時住んでいた新居町(現湖西市)からの依頼で、姉妹都市縁組のお手伝いをすることとなりました。夏休みを兼ね夫婦で西オーストラリア豪日協会会長のJマッケンジー氏(三井オーストラリア副社長)を訪ね、氏の故郷であるジェラルトン市の市長を紹介いただき、さっそく訪問直談判。つたない英語ではあるものの、市の要人達と話を取付けて帰国。その秋には、新居町長・町議会議長をはじめとして15人の視察団を引率し、ジェラルトン訪問となった次第です。
成田からパースへの直行便、10時間の昼フライト。手持無沙汰でちょっと思い付きをトライ。パーサーに「我々は豪州への親善使節団、できたら機長にも挨拶したい。」とダメもとで持ち掛けてみました。すると「今は離陸直後で忙しいので、後で声を掛ける。」との意外な返答。1時間程したら約束通りの呼び出し。そそくさと町長を連れてコックピットを訪ねました。
機長席から振り返り、サングラスの笑顔で色々とコックピットの機器を紹介。当時、最新鋭だったオートパイロットをいじり、「今はパースにセットされているが、ここをこうするとシドニーに向かうんだ」と説明。確かに目の前の雲海が多少動いて、やや左向きに進路が変更されたことを覚えています。
調子に乗った青ちゃんは、帰りの便で町議会議長を連れての再訪問。議長が「戦中三菱でゼロ戦の設計を行なっていたことを通訳してくれ」とのこと。さすがに空の話題でコックピットは大盛りあがり。パイロットにとっても暇つぶしの楽しい時間だったのかもしれません。
子供の頃から空や海が大好き。流体力学で風洞試験を卒研に選んだくらいの青ちゃん。十代で琵琶湖の観光遊覧水上飛行機(デ・ハビランド・ビーバー)の副操縦席に乗って以来の感激。客席の小さな窓から覗いてみる空とは大違い。やっぱり目の前に広がる大自然の光景にはロマンを感じます。
さて、その後、9.11事件や様々な航空機事故が発生し、セキュリティは非常に厳しくなってしまった航空業界。今では全く考えられない夢物語です。日豪間は常に政治的に良好な関係であり、カンタス航空は創業以来無事故営業だったこともありますが、当時もそれほど運用がルーズだったわけではないので、なぜこんなにうまくことが運んだのか、未だに謎めいています。
姉妹都市提携の方も、その後順調に交流が継続発展し、新居町とジェラルトン市の子供たちは毎年交互に交換ホームステイを実施。多くの子供たちが異文化に触れる貴重な経験を重ねてきました。残念ながら、平成の大合併(市町村再編)により、今では途絶えてしまいましたが、多くの子供たちの国際化に貢献したのは間違いないと確信しています。
姉妹都市提携にしても、コックピット体験にしても、共通して言えることですが、まずは自分自身がそのことに対して強い思いを持って望むこと。そして、その実現に向けていろいろと知恵を出し、創意工夫を施すこと。
「念ずれば花開く」そんな記憶が蘇ってきます。
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5.マーケティングコラム
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[危機を支えるB2G?] |
ウイルスによる経済不安が継続する今だから注目されるB2G。みなさんご存知でしょうか。B2GとはBusiness to Governmentの略で、公的機関を顧客とする取引のことです。
要求仕様が厳しい、利幅が薄い、身につけた技術の転用が難しいといったデメリットから、好況期には敬遠されがちなB2G。たとえば、2019年7月に、コマツが防衛事業から撤退したというニュースをご記憶の方も多いことだと思います。しかし、不況期にも需要が比較的安定するというメリットもあることから現在注目を集めています。
実際のところ、B2Gは企業にとって“いいモノ”なのでしょうか。
ジョージ・メイソン大学のブレット准教授の研究をご紹介したいと思います。ブレット准教授は、政府と取引経験のある米国上場企業1,854社の長期業績を分析し、3つの発見をしました。1つめの発見は、全事業に占めるB2G事業の割合が、0-30%、70-100%の企業は平均して好業績ということ。2つめの発見は、B2G事業への依存度が高まるほど、業績が乱高下する(ハイリスクとなる)ということ。3つめの発見は、B2G事業へ依存することから生じるリスクは、特定の政府機関と複数回契約を結んだ場合には緩和されるということです。
これらの結果が示すことは、(1)ハイリスク・ハイリターンを狙うならB2G事業比率をできるだけ高めるとよく、(2)リスクを抑え、ある程度のリターンを狙うなら、特定の相手を見つけて、B2G事業比率を3割程度にするとよいということです。
かつての御用商人・政商よろしく、国と上手に付き合い多角化経営。一攫千金を狙うのも面白いかもしれません。しかしコンプライアンスの重要性が高まる現代では、昔のようなビジネス・モデルが必ずしも展開できるわけではありません。公的機関とのクリーンな関係が求められる昨今、B2Gを成長のエンジンとするのではなく、不況期の保険とするくらいがちょうどいいのかもしれません。
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6.やまのひとりごと |
観た映画や読んだ本、勉強した内容や受けた試験の点数を手帳に書いているのですが、何か月か後に読み返してみるとその時を振り返ることができて面白いです。
文具屋さんで手帳用の可愛いシールを見かけると、つい買ってしまいます。
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