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1.製品紹介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
[CVJ耐久試験装置 ] | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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●自動車用等速ジョイント(CVJ)にトルクとスラスト力・遥 動動作を付加し、耐久試験を行います。 ●トルク付加方式は動力循環式とし、トルク・スラスト力・遥動角度は任意に設定可能です。 |
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2.技術コラム | ||||||||||||||||||||||||||||||||
[リアルタイムビッグデータによる予測] | ||||||||||||||||||||||||||||||||
先月号でビッグデータを取り上げたところですが、データ処理のトレンドのようですので同データに関る話題をもう一つ取り上げてみたいと思います。 ホンダ車を所有の方におなじみの『Premium Club』。ナビゲーションを通じてインターネットにつなげ、目的地への途中情報や予測情報を配信する便利な機能。このサービスが、実はビッグデータの先進的な戦略に関与していることを意識しているオーナーはあまりいないかと思います。 フィットEVでは、許可を得た車両から運転やバッテリに関する膨大な実測値をリアルタイムに収集、分析しているとの事です。一番の目的は、EVに使われているバッテリが、ガソリンやHEV車と比べて性能曲線予測へのベースが確立されていないことから発案された、ビッグなベースデータ採りだったようです。世界中の車からリアルタイムに送られてくる莫大なデータを収集分析しているとの情報です。 車両状況レポートシステム画面には、車両の状況や充電中、走行中、停車中などの走行モード情報に加えて、サンプリング時刻でのバッテリの容量や温度、電流値などが世界中の各車両に紐付けされて表示されるとのことです。 現時点におけるバッテリや車両の状態などを把握、過去の走行データを加味した統計処理に加え予測分析ソフトウェアを用いることで、バッテリ性能曲線モデル式の妥当性を検討する統計的なモデル解析が行えるようになったとのことです。 最近では、工場内の生産設備や販売後の製品などから収集したデータを基に、不具合の発生を予測に関するソリューションも提供され始めています。実際に問題が起きる前に、対策を提示するサービスとのことですが、リアルタイムでデータを収集し、やはり統計解析を行うことで、不具合の発生を予測するというものです。 作業者が、呆然と見ているだけでは判らない変化を見つける予測統計解析。NVHなどの故障予知分析に用いられる手法に近いものですが、以前より弊社の装置にも適用されています(スケールは小さいですが)。 |
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3. 書籍紹介 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五○○日』 2012年12月発行 ㈱PHP研究所社 門田隆将著 |
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日本を襲った未曾有の災害から2年半、復興も道半ば。福島第一原発については未だ収束までの工程も明確ではない状況ながら、経済活性との兼合いから他の原発再稼働の議論も活発化しています。 その是非はともかくとして、多くの方はその時、福島で何がおこっていたのか詳しくはご存じないのでは?関係者からの数多くのヒアリングを元に、当時を再現したドキュメンタリー。物忘れが早く、ノー天気な日本人に警鐘を鳴らしています。 吉田所長がこの七月に亡くなり、当事者からの正確な状況説明が期待できない中では、真実を伝える貴重な書と言えます。原発に殉じた吉田氏のご冥福を、心からお祈り申し上げます。 |
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4. EV・HEV開発最前線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
[モータと固定子] | ||||||||||||||||||||||||||||||||
モータのステータ(固定子)コイルに三相交流を流すことで回転磁界をつくり、この回転磁界によりロータ(回転子)を回転させることになります。 その回転速度を決める要素として重要なことが極数です。ステータ側に仕込まれた極数(ポール数)と回転速度は反比例することから、極数が増えることで、回転速度は減ります。電源周波数fが変化しないとすれば、トルクは逆に増えることになります。 * N=120f/p p:極数(ポール数) つまり、2極機に60Hzの三相交流を流せば、1秒間に60回転となります。 最近のEV・HEV用モータ開発に見られるように、高速化傾向にあることから、極数は4p程度に抑えて、インバータにより周波数を高く(500Hz以上)していることが挙げられます。 *ちなみに500Hz、4pで15,000rpm・・・(現在のHEV用モータ回転速度レベル) しかし、逆に低速度域における高トルクを必要とする用途の場合の極数は、100pにもなります。固定子の構造は冷却とも密接に関係しており、空冷か液冷かにより外形寸法が異なります。 |
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5. -コラム- | ||||||||||||||||||||||||||||||||
「メロンとか車の産地とかって 財政厳しいのかな?」 /青木邦章 |
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表題は大学の商学部に学ぶ我が愚息のツイート(ネットでのつぶやき)。メロンは夕張市(07年3月破綻)、車はデトロイト(13年7月破綻)を受けての発言で、また最近めっきり元気のない二品目の産地、浜松・磐田など西遠地区(静岡県西部)を意識してのことでしょう。メロンも車も、20世紀後半には成長の象徴、あこがれでした。果物屋の奥に鎮座していたマスクメロンなど、子供の頃は不治の病の見舞品、車も若者がそれを手に入れるため熱心に働く原動力でした。 ところが最近では両方とも簡単に手中に入るもの、いわゆるコモディティ化が進んでいます。そのため、収益性が悪化して、産業としての活力もなくなってきたのだと思います。こういった商品の生残り策としては、コスト戦略で量を捌いて競合をぶっちぎるか、ブランドを磨き高付加価値路線で差別化を図るかのどちらか。低人件費を武器に新興国の追い上げが激しいものづくりの世界。おそらく、日本のとるべき戦略は後者しかないでしょう。 当社にとっても自動車産業の行方は死活問題。世の中のトレンドを踏まえつつ、新技術に適合したイノベーションを実践していかないと、われわれ自身にも明日はありません。ここ数年の車の流れは、HEV/EV化や省燃費・メカロス低減、さらには安全と操作性向上のためのインテリジェント化などが挙げられます。いずれも機械工学的な展開だけではなく、IT電気電子制御系の技術導入が必須課題です。平たく言えばメカトロということになるのですが、年々高度化のスピードも速く、守備範囲も広がっていくため、一朝一夕に事が運ぶ問題ではありません。 また、一方、営業戦略の面で考えると、中国やASEANなどに向けた海外展開と、建機・農機・宇宙航空など自動車以外の輸送機器への水平展開。こちらも言語・文化・業界慣習の違いで、苦労の連続です。グローバル化が進み、日本国内でのものづくり産業継続が曲がり角に差し掛かっている今日、行政同様、企業にも大ナタを振るわないと、生残りは不可能なのかもしれません。 |
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6.技術コラム | ||||||||||||||||||||||||||||||||
「手で考える」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
「手を使って考えろ」とは、これまでに何人もの先輩設計者から聞いた言葉ですが、改めてその意味、理由を考えてみたいと思います。手を使って考えるというのは具体的にどの様な作業かというと、図面を描くにあたり、装置の構造、形状、レイアウトなどのイメージを頭の中で考えますが、それをとにかく紙に描いてみる、という事です。 デタラメでも何でも、とにかく目に見える形のアウトプットとしてどんどん描き出していくと、段々と頭の中で混沌としていたものが整理され、問題点や検討すべき点などが浮かび上がってくるのです。 これは、単に書くことで考えが整理されていく、という事だけではなく、手を動かすことで脳が刺激されて活発に働き出す効果もあると思われます。 図(*)は「ペンフィールドの脳地図」と言われるもので、見たことがある方もいるかと思いますが、人間の体の様々な部位の機能が、大脳のどこに対応していて、どのくらいの影響力を持っているかを、位置と大きさで示したものです。顔(視覚・聴覚・嗅覚・味覚)と同様に、手の触覚が脳に大きな影響を与えている事を示しています。 手を動かす事がボケ防止になる、という話もこのあたりと関係があるのでしょう。 今はパソコンやCADの技術が進歩したおかげで、普段仕事をしていても紙に鉛筆で描く(書く)という事自体が少なくなっていますが、脳に刺激を与えて活性化させるためにも、紙とペンを手元に置きもっと手を使う習慣をつけるべきなのかもしれません。 (*)ペンフィールドの脳地図 |
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7.やまのひとりごと | ||||||||||||||||||||||||||||||||
アパートのベランダに出てプランターの野菜に水遣りをしているときの事、 ベランダの手すりの向こうからニョッキリと謎の草が伸びていました。 ここはアパートの6階。周りに土も無いこんなところに何故草が?と思って 良く見ると、下の階のお家の朝顔がぐんぐんとこちらの階まで伸びているようでした。 毎日暑くて倒れそうですが、植物は毎日暑いお陰で元気いっぱいのようです。 |
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