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[シート耐久試験機]
●製品紹介 車のシートに人が座っている状態を模擬的に作りだし、座面の耐久性を測る装置です。
座面に尻型の冶具を押し付けながら、冶具の揺動、シートの前後左右の移動を加える事により
複雑な動きのシュミレーションが可能です。
●機械部仕様 ・上下加振ユニット
・揺動ユニット
・左右移動ユニット
・前後移動ユニット
・昇降ユニット
●制御機器仕様
・操作制御盤
・タッチパネルにて設定及び表示
・PLCにて制御
・加振荷重はグラフ表示にて確認
・JOGコントローラ
・動作制御
・上下加振動作
・揺動動作
・左右移動動作
・前後移動動作
・耐久試験操作
装置イメージ
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*上記仕様以外にも各種オプション、特注仕様にも対応致します。まずはご相談下さい。
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2.技術コラム
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『制御性確保』
学生時に講義を聞いていて、うーん理論的だなと思った授業の筆頭に古典制御理論の記憶があります。
さらに発展形が、状態方程式やラグランジュ方程式。この辺りになってくると配列で運動方程式が表現されたり、座標が動いたりで直感的でなくなり、聴講にあまり熱心でなくなって今に至っています。
モータベンチを提供する弊社において制御は要技術。モータのオートチューニングから始まり、恒温槽温度調節器のオートチューニングなどを済ませ、供試体調整に入ります。
上述のオートチューニング、非常に便利なのですが制御技術者の落とし穴ともなっています。お手軽に装置を安定に制御できているかのように見えるのでそこに依存。ワークを取り付けて評価を始め、納期も目前の頃になって出てくる問題は、もう少し理詰めでモータパラメータを調整しておけばよかったのに…との反省が多くなってきています。
まるで、カンニングペーパを隠し持ってテストを受けているような後味感。
じっくり反省してみると戻るところは、古典制御理論。制御フローチャートを作成し制御系のブロック線図を書き系のなかで攻めるべきブロックを見極める。その後そのブロック系の1次遅れ、2次遅れを判断し全体の制御サンプリング周波数を定めてパラメータを決めて行く。面倒で一見解答不能だと思われる制御系も分解して近似化していくと、意外な制御性能が確保されることも多いです。
制御系のブロック線図を描き、必要な動特性についてはボード線図をとりながら制御性を評価すること。時間と苦労を惜しまず、基本的な手法を継続すること。これを繰り返していくと、自然に系全体のなかでどこを押さえれば制御の安定性が確保されるかがわかり、チューニングに時間をとらなくても制御系を支配することが出来るようになります。 |
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3. 書籍紹介
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『間抜けの構造』
ビートたけし 著 2012年10月 新潮新書
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鬼才ビートたけし(北野武)が、「間」というテーマで世の中を語る新刊書。漫才や司会などでの話の間、映画における映像の間をはじめとして、スポーツ・芸能・コミュニケーションにおいての、間の取り方うまい下手、効用を独特の語り口で展開していきます。
当然、いろいろな楽屋ネタ・あきれたエピソードが挿入されているのですが、日本人論・日本文化論まで発展させていくところが、“たけしらしさ”かもしれません。お気軽に読めてしまう本ですが、話と話の間に深い真理が隠されているのかも・・・?
ところで、著者は「間」が日本独特の文化と語っておりますが
Read between the lines! (行間を読め!)と言う、あちらの言葉も「間」につながる概念じゃないのかな?と、思ったりもします。 |
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4. EV・HEV開発最前線
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モータ試験とその技術動向‐1
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スペースクリエイションでは、ハイブリッド用モータ・ジェネレータの試験装置も手掛けています。
HEV・EV・FCVなど駆動パワーソースとしてのモータは産業用モータと異なり、フィールド環境が非常に厳しく、とりわけ試験条件(環境および制御)については多岐にわたることからも、より一層のロバストネスの考え方を充分に考慮するべきものと捉えております。
常にカスタムメイド対応のスペースクリエイションとしては、モータ効率測定システムに必要なパワーエレクトロニクス技術は、インバータおよび回生コンバータの開発にて構築しており、客先ニーズに沿った設計/製作が可能となりました。
弊社のMSHシリーズは、性能と耐久試験システムとして多種多様なニーズに対応できる様に、下記システム構成の可能性をさらに高め進化させています。
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