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[騒音試験機]
設備概要 周囲の騒音の影響を受けない防音室内で、各種供試体
(動力伝達部品/ユニット)を任意条件(回転数・負荷トルク)
で運転し、その際の騒音を測定する装置です。
特徴
・PCによる各種音響解析
・操作盤タッチパネルによる設定・操作・表示
・供試体固定治具など各種設計・製作
・電動サーボによる回転数・負荷トルク制御
・入出力軸のエンコーダによる歯車等の伝達誤差測定・解析
・出力トルク計測
*製品仕様
回転数 |
(ご相談) |
負荷トルク |
(ご相談) |
防音性能 |
(ご相談) |
音響測定 |
(ご相談) |
計測データ処理 |
(ご相談) |
ユーティリティ |
電源:3相AC200V |
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*上記仕様以外にも各種オプション、特注仕様にも対応致します。まずはご相談下さい。
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2.技術コラム
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『Winodws8で進化はあるのか』
Windows8が10月26日に発売され、秋葉原では午前0時発売に合わせ200人の行列が出来たとのことです。新物好きなのか、惰性なのか。毎度の先入観があり、Windowsがそんなに進化しているようには思うこともできず。日頃携帯中毒のわが子と格闘している身には、メーカの戦略に流されないでと思う反面、進化に乗り遅れないのが技術者の宿命、との思いで複雑です。
Windowsバージョン論争は、装置開発者やシステム管理者にとって「2世代前ぐらいのOSが丁度使い頃」であるのが通説。厄介な選択が増えたとしか感じられなくなっているのは、もう技術への貪欲さがなくなってしまったからなのか、倦怠感に鞭打ってWindows8機能をエクスプローラ。
Windows8はiPhone、iPadを意識したタブレットPC向けにWindowsが構成されているようです。日本マイクロソフトでも「Windows95を越える画期的なOS」と表現された様子。Windows95がそれまでのWindows3.1と比べて格段に使いやすくなったのは事実、WinodwsがMACを追い越す変換点だったのは感じたところです。
でも、今回単にタブレット対応となった程度で「画期的」と表現するのはどんなものか?一般消費者においてiPadライクにPCを使える便利さにおいては、画期的?またそこにファイル処理が出来るWindows機能がつくので画期的?Metroユーザインターフェースが出現してWindowsStoreからアプリをダウンロードして、PCを自在にカスタマイズできるから…?
デスクトップでキーボードを叩きつつ、液晶をタッチするという所作も奇妙ではありますが開発はタブレットPCが今後消費者向けPCの大勢を占めること前提としているのでしょう。当面、通常のデスクトップ開発者にも対応、今までのWindowsと同様な開発も出来るようです。
今でさえPCIが函の隅に追いやられている現況を見るに、PC系制御はRealTimePCで別筐体構成が主流となるのかも。 |
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3. 書籍紹介
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『経営戦略の論理 第4版』
伊丹敬之 著 2012年9月 発行 日本経済新聞出版社
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1980年に初刊行された書籍の第4版が、今年9月に出されました。
事例解説や章立てなどはだいぶ趣を異にしているものの、コアとしての戦略論は一貫しており、論理展開がいっそう補強されているようにも思います。おそらく著者のライフワークとしての集大成なのでしょう。
経営戦略の適合基本論理として、経済(カネ)・見えざる資産(情報)とならべて人間心理を強調している点、長年経営の第一線に立っている者としては強く内省させられます。また、同時に改訂された「ケースブック 経営戦略の論理」も併せて読むと、理解が更に深まるかもしれません。日本経済が混沌としている今、価値のある一冊だと言えます。 |
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4. EV・HEV開発最前線
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「走行駆動用モータの試験とその技術-2」
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前号に引き続きモータ効率について紹介します。
効率は言うまでもなく入力電力に対する出力電力の割合であり、この値がEV・HEV・PHEVなどの最新自動車そのものの優劣を決しかねない状況です。直流モータと違い交流モータの場合には、供給電力である皮相電力S(VA)は
無効電力Q(Var)と有効電力P(W) のベクトル和であるため、力率(有効電力/皮相電力)が効率を左右します。直流モータの場合は無効電力は無く熱損出が発生します。
<力率COSθ=1で最高効率となる>
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つまり有効電力P≒皮相電力Sに近づけ、熱損出を極小にすることで電気エネルギーを運動エネルギーに効率よく変換でき、結果として燃費(電費)が向上するという訳です。 |
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