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CVTモータリングベンチ
★CVTを装置主軸により回転させ、負荷トルク、油温、油量、各部温度等を計測いたします!
【装置構成】
● 駆動モータ
● 負荷モータ
● 負荷側増速機構
● トルクフランジ
● 振動測定
● 潤滑ユニット
● 操作制御盤
● PC
【測定項目】
● 駆動回転数
● 負荷回転数
● 駆動トルク
● 負荷トルク
● 温度
*上記以外にも測定項目、装置構成、特注仕様、各種オプションに対応いたします。
まずはご相談下さい。
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2.技術コラム
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「制御による効率化」
弊社の所属する制御関連装置分野については、同規模の製造業と比べ多忙に仕事をこなしている会社が多いようです。
最近では、アクセルペダル評価やブレーキ倍力装置評価などの装置を、自動車メーカ研究所に連続で納めたところです。
いずれも、サーボモータを使いながら位置決めや、トルク制御を高精度かつ複雑に行い、特性評価測定や制御シミュレーションを行う内容で、お客様には高い評価で受け入れていただきました。
これら装置はECUの制御性を向上させることが目的であり、背景としては、自動車全体のエネルギー効率化の課題があると言えます。
効率化に関する旬の話題としては、EVリーフとスカイアクティブでしょうか。燃費で比較すると、HEVプリウスが32km/L、HEVアクアが35km/L、スカイアクティブデミオが25km/L(いずれもJC08)。
リーフなどの電気自動車の実燃費は、諸説あるものの、HEVと同等かやや劣るといった評価が多いようです。
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若者の車離れが否めない中で、自動車開発のトレンドは、パワーよりも燃費の効率化にあるようです。
特に、スカイアクティブはエンジン圧縮比を、14まで上げることにより高燃費化を図り、スカイアクティブドライブによるATの高精度制御により、今までにないメカロスを実現し、ガソリンエンジンでの効率化を達成しているとのことです。
注目すべきは、AT系の油圧制御に高応答リニアソレノイドを採用し、制御装置一体化ソレノイドとしてミッション制御の精度を向上させている点です。
現在、弊社で注目しているオルタネータ制御性向上の課題等を含め、向こう数年間は各種デバイスの制御性向上評価のための装置が全盛となってくると思われます。
そのためにも、モータ、油圧、温度などの制御に磨きをかけ、装置への学習機能やFuzzy機能を盛り込み、よりマンマシンインターフェースを充実させた装置の提案が必要であると感じております。
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3. 書籍紹介
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『いつか会いたい。』
JAF Mate社 2003年発行
1月には例年以上の大雪が降り、2月に入ってもますます寒く、人間も冬眠してしまいたくなります。
本書『いつか会いたい。』はJAF Mate誌(日本自動車連盟の月刊誌)の表紙を飾った、小さな動物達の写真が、解説・エピソードつきで納められたポストカードブックです。
冬眠中の食料とするためにドングリを運ぶリスや、寒さをしのぐために数匹でルームシェアをするモモンガなどの愛らしい動物達の写真が納められています。冬眠するのもなんだか大変そうです!
愛らしい動物たちの姿に、思わず心があたたかくなってしまいます。(これらの写真はインターネットで、見ることができるようになっています。とってもかわいいですよ!)
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4. EV・HEV開発最前線
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「機能モジュール」
機能モジュールも第5回目となりましたが、今月は「バッテリーシミュレータ」をご紹介させていただきます。
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機能モジュールその5
~バッテリーシミュレータ~
<制御>
・ 力行/回生
・ 定電圧(typ.:1~750V、15mV分解能)
・ 定電流(typ.:0~450A、15mA分解能)
・ 定抵抗
・ 垂下特性
<監視>
・ 過電圧異常
・ 過回転
・ 入力過電流
・ モータ過電流
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→→ Key Word ←←
* Constant-voltage
* Constant-current
* Constant-resistance
* Pendent Characteristic
* Over Potential
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5. -コラム-
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「起業について考える
(創業25年を迎えて)」
青木邦章
弊社もこの2月2日で創立25周年を迎えます。創業3年で95%が姿を消すといわれている日本の中小企業、ここまで続けてこれたのも日頃ご愛顧いただいているお客様のおかげだと深く感謝申し上げます。
さてご挨拶はこのくらいにして、今回は起業ということにちょっと思いを巡らせてみたいと思います。青ちゃんの場合、漠然とではありますが子供の頃から自分の会社を創ろうと考えていました。
この手の人間は自意識が強く、人にあれこれ指図されるのが嫌いでわが道を行くといった、わがまま人間が多いように思います。
しかし、四半世紀も社長業を続けていると、そういった意識もだいぶ変わってきて、ベンチャー論でよく言われるように「マイカンパニー」から「アワーカンパニー」へ、そして「ユアカンパニー」へと心の底から思えるようになってくるから不思議です。
自意識が強いということは物事に対する深い思いも人一倍強いので、いったん相手の立場に立つことができれば、お客様のご要望についても潜在的な意識レベルまでそれなりに深く掘下げることができ、市場にフィットした商品を提案できる可能性も高まるものです。
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表面的な意味でお客様のご要望にお応えするというのであれば比較的簡単なことですが、漠然と不自由や不満を感じられているものの、新機軸や革新の方向性がイメージできないケースもままあります。
そういった場合、そもそも論に立ち返って一緒にあるべき姿の模索といったところからはじめなければいけないので一筋縄にはいきません。
しかしながら、それこそが新しく会社を設立して、創造的技術開発を行うという意義であり、弊社の企業理念でもあります。引き続き、よろしくご支援・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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6.技術コラム
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「メカトロニクス」
「メカトロニクス」という言葉を聞いた事があると思いますが、これは1969年に日本の技術者が発表した言葉で、機械工学(メカニクス、mechanics)と電子工学(エレクトロニクス、electronics)を合わせた和製英語です。当初、商標として登録されましたが、その後普通名称化され、近年は外国でも通じるようになりました。
定義としては、「機械装置に電子工学的知見を融合させることによって、新たな価値を求めようとする学問・記述分野をさす」ですが、具体的に言うと、従来カムやリンク、歯車やスプリング等の機械要素の組合せを使って複雑な動きを作り出していた機械製品を、センサーやモーター等のアクチュエータを使用して電子制御することにより、コンパクトでより高度な機能を持たせること、つまり機械と電気の融合、ということになります。
近年、電子制御技術の急速な進歩により電子制御の弱点であった信頼性・耐久性が向上し、様々な分野でこういったメカトロニクスが発展してきました。その代表例がハイブリッド自動車で、走行状態を様々なセンサーで常時検知しながら、エンジン・回生/駆動用モーター・変速機・発電機・バッテリー・ブレーキなどのコンポーネントを協調制御している訳ですから、メカトロニクスの結晶、と言っても良いかもしれません。
当社の製品である各種試験機や計測装置も同様に、メカニクスとエレクトロニクスがバランス良く高いレベルで融合して初めて付加価値の高い商品が生まれます。そのためには開発技術者にとって自己の専門分野のみならず、機械設計者には電気の知識が、電気設計者には機械の知識がそれぞれ必要とされます。
恐らく今後ますますお互いの分野の境目が曖昧になっていきますので、専門分野以外の知識・技術習得に積極的でなければ現代の技術者としては生き残っていけないと感じます。機械設計者としては、からくり人形やゼンマイ式時計のメカニクスには最新のロボットには無い魅力があり、技術者の発想力と高い技術力に感動しますが、そういった部分も大切にしながら、新しい情報に対するアンテナも常に伸ばしておくよう心がけています。
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7.鳩豆 のひとりごと
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冬の楽しみはおでん以外にもあります。
切干☆です。そうです、お芋です。
秋に収穫したお芋を土の中に埋めておき、冬になったら取り出し、ふかしてから干します。
甘くて、食物繊維たっぷりで、カロリー控えめときたら、いくらでも食べてしまいます。
ほんとにもういくらでも、モグモグとほおばってしまいます!
カリカリのハードタイプ、もちもちのソフトタイプ、姿干の丸干しタイプ、オレンジ色のニンジン芋タイプ・・・・・・
いろいろあって迷ってしまいますが、もちもちのソフトタイプを牛乳と一緒にいただくのが好きです。
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