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新年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。 2012年1月
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1.製品紹介
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ニードル式ピッチング試験装置
★ニードルベアリングによるシャフト材のピッチング強度テストを行います。装置1台に試験部を複数箇所設け、それぞれ個別に試験・計測を行うことができ、振動センサにてピッチングの発生を検出し、試験を停止させることができます。
【仕様項目】
● 負荷荷重
● 潤滑油温
● 潤滑油量
● シャフト回転数
● 計測項目
● 試験箇所数
● 電源
【特徴】
● 潤滑油温・油量の条件設定が可能
● タッチパネルによる試験条件設定、計測値表示
● 実部品による強度試験
● 荷重負荷調節機構
● 計測データの外部アナログ出力装備
● 非常停止、計測項目毎の上限検知機能
● 試験部安全カバー
*上記以外にも各種オプション・ 特注仕様に対応いたします。
まずはご相談下さい。
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2.技術コラム
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「測定値の正確性」
弊社の製作する装置は、ほぼ測定機能付きで提供されます。センサから物理的現象をアナログ値で取り出すことが多く、出荷の度にノイズ処理との格闘です。
中にはロードセルのように、検出部が極微小な変位と、それに伴う微小な抵抗=電流の変化を検出するような物もあります。校正する時に、ノイズを測っているのか、物理的変動を測っているのかわかりにくく、お客様と一緒に、必要とされる現象を捉える為に膝つき合わせての検証作業もよくあることです。
ご存知の通り、ロードセルは荷重を検出/変換するデバイスですが、荷重=力の基本は質量と加速度です。その中で、質量のマスターとなっているキログラム原器が、この数年のうちに変わるとの報道がありました。
プランク定数に基づく測定方法を確立させた上での、新原器への移行というのが真実らしいのですが、各新聞においてもまちまちの報道がなされ、誤報に近い記載もあり、識者からは様々な批判を受けたようです。
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諸説あるものの、正確な解釈としては、すでにより近代的に再定義(原器見直済)された、「時間」と「長さ」を使った定義から計算されるようです。(平たく言えば、光速とプランク定数から求められるように変更されるということ)これからすると、最終的に1kgは光子エネルギーで定義されることになります。
現在の各国が持っているキログラム原器は、洗浄等の扱いで重さが変わり、日本でも1kg原器が0.176mg違っているとのことです。
こうしてみると、我々がお客様と議論している中には、過剰にミクロの数値を捉えていて再現性が無いなどといった議論もあり、考え直してみる必要があると感じます。キログラム原器の更新は、身近な測定を見直し、その定義からどこまでがセンサとして現実的かを見極め、測定値の正確性を見つめ直す良い機会です。
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3. 書籍紹介
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『灰色の輝ける贈り物』
アリステア・マクラウド著 中野恵津子訳
2002年11月 新潮クレスト・ブックス
本書『灰色の輝ける贈り物』は先月号でご紹介させていただきました『冬の犬』と同じく、アリステア・マクラウドの作品です。
本書もまた『冬の犬』と同様にカナダのケープ・ブレトン島が舞台となっており、炭鉱を生業とする家族の姿を中心とした8つの短編「船」「広大な闇」「灰色の輝ける贈り物」「帰郷」「秋に」「失われた血の塩の贈り物」「ラキンズ岬への道」「夏の終わり」からなります。
マクラウド自身も炭鉱で働いたことがあり、炭鉱という産業が終ろうとしている時代の親子の姿が、子供世代の目を通して描かれています。
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4. EV・HEV開発最前線
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「機能モジュール」
今月は「通信機能」についてご紹介させていただきます。
開発試験設備用の通信機能としてはCAN、 232C、LAN(イーサ)を、また制御信号としてはアナログ、I/O などを駆使することになりますが、通信速度、耐ノイズ性など様々な環境に即した対応を十分に考慮していくことが必要となってきます。
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機能モジュールその4
~通信機能~
・ 矩形波駆動
・ 正弦波駆動
・ 電力変動特性
・ 温度測定
・ CAN 2.0B
・ 送受信プロトコル解析
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→→ Key Word ←←
* Square Wave Driving
* Sine Wave Driving
* Electric Power Fluctuation Characteristic
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5. -コラム-
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「夢の中で考える」
青木邦章
通常のビジネスシーンにおいては、さまざまな場面で迅速な意思決定が求められます。
どんな選択においても、それぞれメリット・デメリットが存在し、また常に一定のリスクが内在するので、いろいろと迷うこともあります。
ただルーチンワーク内での多くの事は、自分なりに意思決定における判断基準を確立しておき、常にそれに照らし合わせて決断していくと、スムーズにストレスも間違いもなく進めていけます。
しかし問題となるのは、新たなジャンルへの挑戦や、今までの経験では測り知れず、しかもその結果の影響力が大きな物事を決断する時です。
青ちゃんの場合、そういった際には課題を自分なりに整理して、関連データなどを集めた後、最低でも一晩寝かせてから決断するよう心がけています。
「経営者は一日40時間働けなければいけない!」昔、先輩経営者から聞いた話です。一日24時間のうち睡眠やその他雑事の合計8時間を除いた16時間に、潜在意識の24時間を加えて40時間という事だそうです。
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なかなかそんな風には生きられない青ちゃんですが、目的・目標・課題・取り巻く環境などを明確化した後で、判断を一定期間熟成させることは、有効な手立てと言えるのかもしれません。
そういった時に見る夢の中で、成功するイメージや失敗するケースなどを仮想体験することも良くあります。そして翌朝、決断の是非が前日よりも明確になったり、逆に異なった方策を思いつくこともあります。
夢に溺れることはいけませんが、このように睡眠時間をうまく活用することは有効な方策かもしれません。
それにしてもこんな生活を続けていると、ロマンチックな初夢を見ることなんて、なかなかできやしない・・・!
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6.技術コラム
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「付加価値について」
商品の「付加価値」というものについて、社会人になりたての頃は今ひとつピンとこないと思いますが、仕事の流れが一通り分かったくらいの頃からは強く意識するべき言葉だと思います。
例えば、商社や小売店の場合、仕入れたものを消費者の手間をなるべくかけずに購入できる様にすることなどがひとつの付加価値と言え、仕入れ価格に上乗せして販売した差額を付加価値(利益)として受け取る、という事になりますが、競争相手もあるため単に転売するだけでなく、いかにコストを抑えて様々なサービスをしていくか、ということが付加価値を高めることになります。
芸術家やスポーツ選手の場合は、芸術作品を見た人やスポーツ観戦した人たちが精神的な興奮や満足を得られ、限られた能力を持つ人だけがそれを表現しうることに対しての報酬ということになりますから、より大きな感動を与えるため(付加価値を高めるため)、日々の努力をしている、とも言えると思います。
では我々の考えるべき付加価値とは何でしょうか?簡単に言えば、必要とされるものをできるだけ早く、少ないコストで、高機能なものを提供する、ということになると思います。
言葉にするとありきたりな事ではありますが、我々の仕事はまだ世の中に存在しない物をイチから作り上げていくようなものですので、既製品をカタログで選んでもらうよりも提案内容や具体化の方法等、自由度が高い分いろいろなやり方があり、その中で最適なものを作り上げることこそが付加価値、となると思います。
具体的には、他社では真似できない独自の技術を使った装置であったり、他社が6ヶ月かかるところを5ヶ月でやったり、設計上の工夫で装置のセッティングが短時間でできたり、という事の積み重ね、という事になると思います。
個人として、その商品に関わる中でどの様な付加価値を与えられるのか、これはそれぞれの役割・得意分野の中で考えることであり、それを継続して考えることは自分の能力をいかに高めていくか、ということにつながるはずですので、社員全員がその様な意識を持って取り組む会社でありたいと思います。
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7.鳩豆 のひとりごと
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第4回国際カーエレクトロニクス技術展に出展いたします!!
・会期
2012年1月18日(水)~20日(金)
10:00~18:00 (20日(金)のみ17:00終了)
・会場
東京ビッグサイト 東展示棟 ブース№東13-24
・弊社ブース
「三遠南信クラスター推進会議ブース」内での出展となります。
・入場料
無料:招待券をお持ちでない場合、有料(¥5,000)となります。
お持ちでない方はスペースクリエイション橋本
(web-info@spacecreation.co.jp)までご連絡下さい。
・出展製品
MSH-10 : EV・HEV用モータ性能・耐久試験装置 (パネル)
ご来場お待ちしております!
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