|
|
油圧・潤滑試験装置
★オイルポンプの圧力試験
★オイルポンプの連続耐久試験
★ポンプを圧力源とした他の供試体への加圧試験
【仕様】
● 最高回転数 : Max.rpm (ご相談)
● バルブ開閉時間: Min. sec (ご相談)
● 操作 : タッチパネル(回転数・トルク・油圧リミッタ設定)
● データ保存 : 回転数・油圧
【装置構成】
● 供試ポンプ駆動モータ
● トルク計
● 油圧調整装置
● 流量計
● 圧力センサ
● 油温温調装置
● 制御盤
*上記以外にも各種オプション・ 特注仕様に対応いたします。
まずはご相談下さい。
【装置イメージ】
|
|
|
|
2.技術コラム
|
「電力源と原子力」
オバマ米大統領はこの春、ケネディ宇宙センターでの演説で、2025年までに小惑星へ、2030年代半ばまでに火星へ宇宙飛行士を送り込む目標を掲げました。
人類初となる火星への着陸を目指すという、月から火星へシフトされた宇宙計画は、震災後の停滞ムードや円高の中、夢よ再びと話題となりました。
この演説がなされた当時よりすでにスペースシャトル縮小化の中で、費用・技術の両面からもこの計画の実現を疑問視する声も強いようでした。
そんな疑念を打ち破るべく、ここに来てCuriosityが火星に向けて発射され火星探査に向けての一歩が踏み出されました。
5億7千万kmの旅を経て、来年の8月には活動を行う予定です。
今回は、有機物の有無や生物存在環境についての解明がなされるようです。実はこの探査機、電力源としてプルトニウム酸化物の崩壊熱を電力に変換しています。
福島原発問題の折でもあり、リスクをどのように考えるかで、電気代と同様に開発費も大きく違ってくることも話題のひとつとなっています。
|
|
ソーラーパワーとの兼ね合いもあり、技術的には原子力の安定・安全な使用が、今後必須の解決課題となってきているようです。
震災時には、ガソリンの供給中断や停電が長く続いたことから、非常時の電力源としてEV車が注目され、EV開発の波は当面衰えることはないように思われます。
現在のエネルギーの主流である化石燃料がいつ枯渇するのか見えないところはあるものの、電力源の重点が、太陽となるか、原子力となるか、はたまた代替燃料に置かれることになるのか、今後のエネルギー事情には、物理化学系の技術が大きく関与することになり、今までに無い新規の技術が数多く生み出されるものと思われます。
弊社は、EV系ベンチに関っています。モータの高効率化や、バッテリの高機能化を見守りつつ、微力ながらも新技術創出に貢献していきたいと思っています。
|
|
|
3. 書籍紹介
|
『冬の犬』
アリステア・マクラウド著 中野恵津子訳
2004年1月 新潮クレスト・ブックス
本書『冬の犬』は、カナダ東端にあるケープ・ブレトン島を舞台に、ゲール語の伝承や民謡など独自の文化を守り続けるスコットランド移民の子孫達を描いた8つの短編「すべてのものに季節がある」「二度目の春」「冬の犬」「完璧なる調和」「鳥が太陽を運んでくるように」「幻影」「島」「クリアランス」からなる物語です。
著者のマクラウド自身もケープ・ブレトン島で育ち、スコットランドをルーツに持っています。
ちなみに、ケープ・ブレトン島は『赤毛のアン』で有名なプリンス・エドワード島の隣にある島です。
宝石と称される短編をご堪能下さい。
|
|
|
|
|
4. EV・HEV開発最前線
|
「機能モジュール」
先月の「モータ単体特性」に引き続き、今月は「ドライバ制御性」をご紹介させていただきます。
インバータの評価試験においては、R-L負荷装置やダイオード整流負荷の電力変換器の模擬装置として電子負荷装置が使用されています。
さらには、電子負荷装置そのものを模擬モータとして制御することで、モータシミュレータを実現することも可能となってきています。
この装置では電動機のパラメータや負荷条件を自在に設定でき、通常の電動機と同様の負荷を模擬することができます。
これにより評価試験時間だけでなく開発期間そのものを短縮することができます。
|
機能モジュールその3
~ドライバ制御性~
・ インバータノイズ解析
・ インバータ出力効率特性
・ インバータ波形周波数解析(高調波解析)
・ インバータ電圧電流位相解析(電気角解析)
・ インバータベクトル解析
|
→→ Key Word ←←
* Harmonic Analysis
* Inverter Voltage/Current Phase Analysis
* Inverter Vector Analysis
|
|
5. -コラム-
|
「馬を水辺に連れて行くことしかできない」
青木邦章
「いくら無理やり水辺に連れて行っても、馬がその気にならなければ水を飲ませることはできない。」社員教育でも、スポーツのコーチングでもよく言われることです。
教える立場の人間にできることは、喉に渇きを覚える状況に追いやること、オアシスの場所を教えること、そして自らおいしそうに飲んでよみがえった姿を見せること。せいぜいそのくらいでしょうか?
いくら不景気が続いているといっても、それなりに暮らしていける現代。
あえて苦しみを伴なう努力をしてまで、より高いパフォーマンスを求めるよう仕向けることは大変なことですし、余計なお世話なのかもしれません。
生き様も価値観も異なる個性を束ねて、方向付けすることは一筋縄ではいかないし、それが当人にとって幸せなことかどうかわからず悩むところです。
きっちりと将来像を提示して、この指とまれと志をひとつにする仲間を集めることがより大切なのかもしれません。
|
|
よくかかってくる営業の電話でも、一方的にしゃべくりまくって、無理やり自分のフィールドに会話を誘導しようとする輩が多く見受けられます。
純真無垢な子供に対してならともかく、百戦錬磨のオヤジにそんなことしても無駄なのに・・・。
ビジネスにおいても教育やコーチングと同じ手法をとる方がより効果的に思います。
相手のおかれている立場をよく理解し、親身になってその解決策を探り、わかりやすい手法でそれを提示する。
そんなやり方のほうがお客様の共感を得ることができるし、成約に結びつきやすく、感謝もされて長いお付き合いへと発展していきます。
ようやくそんな当たり前のことに気づきはじめた青ちゃんです。でも、もしかしてこれってマーケティングって言うこと?
|
|
|
|
|
|
6.技術コラム
|
「Time is money!」
「Time is money(=時は金なり)」とはアメリカの政治家・科学者であるベンジャミン・フランクリンが言った有名な言葉ですが、我々の仕事においても必要な意識であると思います。ひとつの解釈として、「労働時間≒給料」、という考えもあるのかもしれませんが、それは時給いくらのアルバイトとしての解釈に過ぎず、クリエイティブな仕事をしているはずの技術者がそのような心構えでは良いはずがありません。
例えばひとつの装置を造るのに、弊社の場合大雑把に言って『設計→部品購入→組立』という工程があり、トータルでかかるコストは、設計費(社員の人件費)+部品購入費(社外へ支払うお金)+組立(社員の人件費)、となります。ここで、設計者は、例えば設計の時間を削減して高価な既製品を購入するか、設計の時間はかかっても、トータルでコストを抑えられる部品を組み合わせるか、また、設計であと4時間かけて工夫すれば組立時間を10時間減らせないか、といった検討を行うことになり、ここでは正に時間とお金は同じ意味を持つ、と言って良いと思います。
また、後工程となる組立担当者は単に与えられた条件で作業するだけではなく、組立時間を短縮する(コスト削減する)ためにどのような設計変更を行うべきか、どんどん提案していくことが重要であり、それが納期短縮を含め会社の製品品質を上げていくことになります。
ところで、時と金の関係では面白い話があります。時の尺度である「カレンダー」ですが、語源はラテン語の「カレンダアム」で、ローマ時代には「借金台帳」を意味していました。借金を抱えたローマ人たちはすでに存在していた太陽暦と借金台帳を見比べ、時と共に増えていく利息を考えながら「時は金なり」とつぶやいていたのかもしれません。
|
|
|
7.鳩豆 のひとりごと
|
寒くなりました。
今年の冬は夏にひき続き節電を!ということでガスストーブを購入しました。
エアコンやファンヒータと違い、ガスストーブはお鍋をのせておくことができるのでなかなか便利です。コンビニのレジ横のように、いつでもおでんがほっかほかです!
|
|
|
|