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TPF-10
ピストン 往復摺動試験機
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ピストン・ピストンリング⇔シリンダボアの焼付き・磨耗特性・フリクション特性評価にご活用下さい!
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・実部品による実機相当環境下での試験が可能
・フローティングライナ構造による、ピストンフリクション測定
・クランク角度毎の波形処理・解析ソフトウエア
・高速度カメラによる油膜可視化及び膜圧測定
(オプション)
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<構成ブロック図>
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<仕様>
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2.技術コラム
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「モータと電力」
最近の省エネ潮流に逆らって、大家族の我が家は電力大需要家であります。しかしこのたび、10年以上働いていた洗濯機がついに動かなくなってしまい、省エネ設計の洗濯機に買い換えました。
早速、我が家の大蔵大臣がご近所の井戸端会議にて省エネ度を討論したところ、どの家庭も最近の洗濯機は洗濯時間が長く、消費電力&消費水量を総ずれば、省エネ度には疑問を感じているとのこと。
常識的に、ヨーロッパの洗剤が泡立ち難い硬水に対応した合成洗剤であり、叩き洗いのドラム式洗濯に時間が掛かるのはわかります。
しかし、従来の縦型洗濯機でさえ、汚濁度検知のエコ・コントロールによる長時間化の流れを見ていると、カタログ通りに省エネできているのか、にわかには信じ難くなってしまいます。
我が家に導入されたビートウォッシュ方式も同様に、今までの洗濯時間の倍の時間を要し、大容量化したにもかかわらず洗濯物はたまるばかり(大蔵大臣談)。
手動モードにて渦巻き洗濯方式の短時間洗濯が出来ないものかと探したものの見つからず、結局のところ、本当に省電力化されたのかもわからないままに、省エネという肩書きに押し切られてしまった感じがします。
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今さら言うまでも無く、今年の夏は節電を推進、大企業での木金休日化や、エアコン28℃設定での電力消費削減を叫んでいます。
ある試算によると、全消費電力の60%弱はモータによるものとされています。弊社でもモータベンチに搭載するモータは、大きなもので200kWにまで及んでいます。
したがって、最近はお客様の要求として電力回生は常識となり、IPMなどの高効率モータを指定されることも多くなってきています。ただ、全般的には産業用に採用されているモータは効率が悪く、さらにはインバータ制御されているものも全産業的に見れば少なく、電力効率が悪いと言えます。
これらを効率化するだけで、モータ消費分の2割程度を省エネでき、計算上は電力低減目標の15%節電を達成できるようです。
弊社技術潮流もこの方式です。
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3. 書籍紹介
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『深海のフシギな生きもの』
~水深11000メートルまでの美しき魔物たち~
藤倉克則 / ドゥーグル・ジョン・リンズィー 監修
幻冬舎 2009年10月
今月18日は海の日です。
2003年にハッピーマンデー制度によって7月の第3月曜日へと変更されましたが、1996年の実施以来、7月20日が海の日でした。子供のころは、この日が夏休みの開始日だったため、海の日はとても楽しみな祝日でした。
本書『深海のフシギな生きもの』では深海に住む46種類の生き物がカラー写真で紹介されています。
水深200m以深の海の住人達なので、海水浴の最中に出会う心配はありませんが、奇抜な姿と、想像を絶する生態に思わず背筋が寒くなってしまいます。
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4. EV・HEV開発最前線
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7月号より、「ビジネスマナーの猫」に替わり、新コラム「EV・HEV開発最前線」をスタート致します。EV・HEV開発に関する話題と、コラム内容に関する英単語をKey
Wordとしてお届けいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
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「モータ試験装置」
試験装置もハイブリッド&エコの時代となりました。試験要素を司る複数複合機器の操作性追求型統合制御システムの構築が必要と考えられます。
複数ラインナップ(供試体)への冗長型試験方法実現による試験時間の短縮、ジェネレータの生み出す回生エネルギーの系統回生などへの有効活用、モータ・ジェネレータの自動パラメータ測定による開発時間の短縮、試験設備としてのハード系およびソフト系の有機的結合と試験環境の省スペース、シミュレータでは成し得ない実機試験とシミュレータ試験の中間位置の存在などがモータ試験において重要となってくると考えられます。
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→→ Key Word ←←
*Comprehensive Control System
*Test Piece
*Redundant Test
*Regeneration
今月のおまけ
・この文脈において「有機的結合」を、どう訳しますか?
素敵なご回答をお待ちしております。
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5. -コラム-
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「ワープロとカーナビ」
青木邦章
一応、技術系企業トップで、情報処理技術者の資格も持っている青ちゃんではありますが、こう見えて意外にアナログ人間。
携帯電話も家のDVDレコーダも基本機能しか使えず、電車の時刻調べも紙媒体、新幹線のネット予約も未体験、デジタルデバイド難民の一人かもしれません。
しかしながら、この数年、ワープロとカーナビについては使用頻度がどんどん増してきて、手放すことができない存在です。今回はその功罪について考察を。
ワープロについては、二十数年前、PCワープロが普及してからの付き合い。なんといっても手書きよりはるかにスピードが速く、また編集校正が容易。
もともと悪筆の青ちゃんにとっては救世主の存在です。その出現により文章を書くことが苦でなくなり、コミュニケーションの密度と正確性の向上については、何にもまして得がたいものと言えます。
肉声で直接伝えるのに比べると問題があるのは事実ですが、発信頻度と同時配信性を考えるとやはり捨て置けない情報ツール。
文書に抵抗感があり、やはり面と向かって口頭でという御仁もおりますが、その結果、接触頻度が減り解釈に齟齬が生じては元も子もありませんよね。
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ネット世代の新人類にとってはそんなに抵抗感もないのでは・・・?
ただ、相変わらずの悪筆で、また漢字を書けなくなってきたのには困りモノ。了解語彙と使用語彙なんて言葉を意識させられます。
一方、カーナビ、これにはだいぶ抵抗感があり、5年前にテレビ付の車を購入した時におまけで導入といった程度でした。
ヨット操縦もそうですが、GPSなど積まずに海図とコンパス・灯台で位置を割り出す喜び、頭の中の地図との格闘、冒険心をくすぐるひと時です。
ただ、ビジネスとなると事情は異なり、新規のお客様訪問にはなくてはならない存在。リアルタイムの渋滞情報と迂回路探索にはいつも助けられています。
また、あえてナビの推奨経路は通らず、内蔵CPUと予想到着時刻を競い合うなど、ちょっと大人気ないですが新しい遊びも見つけました。
ITツールも主体性を失わずにうまく活用すれば、新戦国時代の有能な武器と言えるのかもしれませんね。
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6.技術コラム
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「機械設計と電気設計」
一般に機械・装置と呼ばれるものを設計するにあたり、機械設計と電気設計の2種類の設計があり、それぞれ別の人間が担当するのが通常です。
機械屋、電気屋、とも呼ばれ、それぞれの技術者は自分の専門分野での知識、経験を総動員して図面を描き、頭の中にあるものを形にしていきます。
当然、それぞれに難しい面がありますが、片方が最高の設計をしても、もう片方がうまくいかなければ、機械・装置として使い物にならなかったり、トラブル続きの機械になってしまったりします。そのため、構想の段階からどのような機械・装置をどのように制御・計測して目的の機能を満足させるのか、機械設計者と電気設計者がよくコミュニケーションを取り、共通認識を持ちながら仕事を進めていく事が重要になってきます。
一流のプロ同士であれば、時間をかけて資料や図面を描かなくても阿吽の呼吸により短時間で仕上げることはできますが、会社の製品として設計する以上、第3者が見ても判断できるような図面、仕様書、フローチャート等をしっかり残しておかないと、何か問題が発生した時設計者がいないと何もわからないという事になってしまいます。
また、そういった資料こそが機械設計と電気設計をつなぐ一番のコミュニケーションツールであり、他社からの助言や指導を受けるための材料にもなります。弊社では、デザインレビューにてそれらの資料を審査することにより、段階的にチェックを入れながら設計業務を進めております。
どんなに優秀な技術者であっても、一人でできる事には限界があり、自分の頭の中にあるものをきちんと形にして、他者に伝えられるかどうかもまた優秀な技術者になるために必要な能力なのです。
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7.鳩豆 のひとりごと
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みなさま、暑い夏をいかがお過ごしですか?
お体大切にして下さいね!
鳩豆は、ひんやりスカーフ(水で濡らして首に巻く涼感グッズ)を足首に巻きたいです。 (=_=)
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