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エンジンオイル自動補給装置
★装置内のレベルチューブにてオイル消費の有無を確認し、操作パネルにて設定されたエンジンオイル量を自動補給することによりオイル消費量を補給量に置きかえて計測する装置です。
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【装置構成】 |
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【装置構成】
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<オイル供給廃油部>
・補給タンク/ 下限レベルスイッチ
・給油ギヤポンプ
・吐出量流量計
・廃油タンク/ 上限レベルスイッチ
・廃油ギヤポンプ
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<外部機器からの入出力>
・給油指令入力部
・警報入出力機能
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<レベル検出部>
・オイルレベル検出器
・エアフィルタ取り付け
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<計測制御部>
・タッチパネル
・PLC、操作スイッチ
・データロガー
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2.技術コラム
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「LabVIEWの高度解析制御アルゴリズム」
未知な装置の開発に遭遇する機会の多い弊社では、装置の完成後に時間をかけてお客様と膝突合せ、不足する機能を検証・強化する機会が多々あります。
そんな時にデータ解析において、LabVIEWを使っていて非常に重宝した機能について数点を挙げ、簡単に後述していきたいと思います。
LabVIEWでは、通常のVBなどでの開発と比べ格段に時間を短縮でき、かつ確実に問題の本質を見定められ、その解析アルゴリズムの信頼性が高いことなどでも助かっています。
【高速フーリエ変換 FFT】FFTは、定常的もしくは過渡的な信号の周波数成分の計測に有用です。FFTでは、信号の集録期間全体にわたって、周波数成分の平均値を算出します。
【時間/周波数解析】この解析手法は、FFTベースのスペクトルをはじめとする標準的な周波数解析ではすぐに分からない情報を明らかにします。周波数成分が時間とともに変動する信号の解析に有用です。
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【ウェーブレット解析】ウェーブレットとは振動する小さい信号のことで、信号やイメージにおける不連続性やスパイク、急激なピーク/ドロップ、エッジなどの過渡現象を検出します。
【カーブフィット】カーブフィット(曲線近似)は、解析対象とするデータセットを近似的に表現する関数やモデルを導き出し、場合によっては制約条件も抽出することもできる処理です。
【音響/振動解析】音響/振動解析は、音響計測や環境ノイズ監視、機械状態監視、回転機械評価といったさまざまなアプリケーションに有用です。
その他、システム同定、制御系設計とシミュレーション、PID制御など豊富に揃っています。
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3. 書籍紹介
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『ペンギンの憂鬱』
アンドレイ・クルコフ著 沼野恭子訳
2004年9月 新潮社クレストブックス
世間では古典がブームとなっているようですが、現代の作品に浸ってみませんか?水嶋ヒロさんでもなく、爆笑問題の太田さんでもなく、ここは敢えて海外の作家さんはいかがでしょうか!?
新潮社のクレストブックは日本でまだあまりメジャーではない海外の作家さんの小説、自伝、ノンフィクションなどのシリーズで、まさにクレストな作品ばかりです。その中でも本書『ペンギンの憂鬱』は特別です。
舞台はソビエト連邦崩壊後の1990年代のウクライナの首都キエフ、主人公は売れない作家で、動物園から払い下げられた‘皇帝ペンギン’と暮しています。設定を聞くだけで身もだえしてしまうような内容です。その主人公が、新聞社から死亡記事を書く仕事を請け負った時から、物語は始まります。
不条理かつ不気味でありながら、緻密な暖かさを感じてしまう本です。ブランケットにくるまり、コーヒーを片手に真夜中に呼んで欲しい本です。
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4. ビジネスマナーの猫
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「就活ヘア!」
~朝日新聞 1月19日の記事より~
甲府市の理容組合が、企業や役所の採用担当者の意見を取り入れて、おしゃれかつ就職面接もOKなヘアスタイルのカタログを作成し、「山梨発!就活スタイルブック」としてリクルートから発売するそうです。
1つの髪型で就活用「オン」、プライベート用の「オフ」をセットし分けられるようにし、現役学生がモデルを務めています。
若い世代の床屋さん離れを食い止めようと、床屋さんも就活生と同じくらい必死なようです。
同じ髪型でも、爽やかと感じるか、軽いと眉をひそめるかは、人によってだいぶ違いますよね!
就職活動中でなくても、ヘアスタイルは気になってしまうところです。
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5. -コラム-
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「数字で話す習慣づけ」
青木邦章
ある日の昼休み、当社での会話です。
Q:「例のあのプロジェクトの状況はどうだ?」
A:「まあまあです。」
また、違うある日、コーヒーブレーク時の会話。
Q:「○○の件、順調に行っているの?」
A:「ぜんぜんダメですね。」
両者とも、空いた口がふさがらない状況。青ちゃんも同業者との雑談などで、「最近、受注状況はどう?」「ぼちぼちでんな~」と、関西人風の受け答えで相手を煙に巻くことはあるものの、それとこれとは次元の違う話。
ビジネスに対する意識というものが全くできていない輩も多くいます。
エンジニアでありながら、数値での状況把握ができていない人間は、それだけで失格。まともな成果は全く望めません。せめて、「折り返し地点です。」とか、「胸突き八丁ですが、ちょっと息切れ状態で・・・」などと、気の利いた受け答えのひとつもしたいものです。
仕事に着手する時、まず全体を見通したスケジューリングをおこない、そして日々おおよその落としどころをイメージするのはビジネスの基本。
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毎週、各自の週間業務計画を立案させるのですが、月曜日から金曜日まで、○○の設計・△△のプログラミングなどと臆面もなく書いてくる人間もいます。
そのたびに「1週間の欧州旅行の日程表に、欧州観光と書いてくる旅行会社がどこにあるのか!?」と、突っ込みを入れる青ちゃんですが、なかなか理解できずにいる新人もいます。
そんな中で、いち早く魅力的な旅程表を提出してくる人間は、概して成長も早いもの。
逆に、いつまでたっても訳のわからない日程計画しかできない坊やは、一人前になる前に大体つぶれてしまいます。
「予定は未定」であるのは世の常ですが、そもそも定量的に業務を把握できないのは如何なものか?と憤る今日この頃です。
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6.技術コラム
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「ラインタクトと生産計画」
生産部門には「ラインタクト」という言葉があります。
それは一つの部品を作るのに要する時間のことで、全ての工程がその時間内に工程を終えなければいけない「生産現場の掟」、といえるものです。
例えば100工程のうち99工程がラインタクトを満たしていても、1工程がオーバーすれば、その時間により他の99工程には待ち時間が発生し、生産能力はその1工程の能力によって決まってしまいます。
装置製作時に要求仕様として明確にされているラインタクトですが、ほとんどの場合は新しく設計する装置ですので、事前検討は充分するものの、実際には100%可能という確証はないまま受注して設計に入ります。最終的には組立、配線が終わった装置のあちこちを調整して仕様を満たすように完成させます。
生産計画という、いつまでに全ての装置をラインとして稼働させる、という日程も決まっています。多くの場合、複数の装置メーカーで工程を分割して受注しますので、大規模なラインの立ち上げともなると数十社、百人以上が入り乱れてのお祭りの様な状態になります。とにかく装置を順に並べないと話にならないので、調整が遅れていようと、不具合があろうと、ひとまず工場へ設置し、その後は現場作業となります。
私が経験したある現場では、ノートパソコンにCADを入れて持ち込み、現物を見ながらその場で設計変更をしている会社や、2交代のシフトで12時間ずつ24時間体制で作業している会社などもありました。
大体最終的にはラインタクトと停止せずに動き続けるか、が問題になるのですが、タクトを上げるとどこかに無理が生じてトラブルで停止するし、前後工程がきちんと完成していないと自工程の能力確認ができない、ということもよくあり、とにかく各社足並みが揃わないといたずらに時間ばかり過ぎていきます。
いいかげん業を煮やした発注元の会社の役員が現場に乗り込んできて、何かあったらすぐに呼び出せる様に上流から順番に各会社の機械と電気それぞれの担当者の携帯電話番号を聞きとっていく、ということまでありました。
そういう苦労をした現場は、辛い思い出でもありますが、近くを通るたびに、あの装置は無事に動いているだろうか・・・と懐かしく思います。
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7.鳩豆 のひとりごと
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寒い日が続きますが、風邪などめされていませんか!?
1月に、浜松ではとても珍しい積雪がありました。(7mmぐらい)
宅急便は届かない、社員は出社できない、会社の前では転んでしまう人が続出、と大混乱に・・・・・・。
小学生だけが、おおはしゃぎで登校していました。 §^。^§
積雪に慣れた雪国の人から笑われてしまうかしら。
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