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HEV・EV用高速耐久試験機
今月、ご紹介させていただく装置は、モータ・ジェネレータ用〔ロータ〕のための強度・耐久・性能試験装置です。
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【装置構成】
・駆動用モータ : 増速タイプ15,000rpm (最高30,000rpm)
・負荷装置 : R (6kW、400A)
・低速軸回転計 : ピックアップ・アンプ
・高速軸回転計 : ピックアップ・アンプ
・環境槽温調
・ATF温調 : -40~160℃
・操作盤 : タッチパネル、スイッチ類
・制御盤 : PLC他電装部品
・レーザ変位計×1台
・振動計(加速度ピックアップ、アンプ)×1台
・供試体取付治具×1式
仕様・価格についてはご相談ください。
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<おすすめポイント>
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2.技術コラム
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「Windows Embedded Automotive」
マイクロソフトが10月19日(米国時間)に、「Windows Embedded Automotive 7」の提供開始を発表しました。
売り文句に今回のバージョンアップにより、同製品が開発者の負担を軽減し、採用したメーカーに対して製品の差別化分野に開発資源を集中できるようになるというものがあります。
様々なWindows Embeddedがあり、組込み環境も豊富に提供されていますが、Automotiveでは、Standard, CEと違い車載情報端末の組込みOSとなっています。
カーナビの機能も今のところ中途半端だと感じていた昨今。
Automotiveの多機能プラットフォーム開発により、テレビ機能と共にPC機能も併設されることで、車の中がお茶の間に近づくといった感覚でしょうか。
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さらには、自動車向けクラウドを利用したサービスへの展開がなされ、近年どこに行っても繋がるのが当たり前となってきているインターネットオンラインサービスへの接続も、このAutomotiveにより提供されるであろうユーザインタフェースによって爆発的に拡大するのではないかと予測されているようです。
IT系ドライバーの方々には、今後はくれぐれも運転にご注意頂きたいところです。
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3. 書籍紹介
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『思考の整理学』
外山滋比古著 1986年4月 ちくま文庫
『思考の整理学』、2008年、2009年と東大・京大で1番売れた本だそうです。(東京農工大の白石さんといい、大学生協が流行の発信源となっているのはなんでだろう・・・?)と聞くと「おおっ最新・流行の本なの!?」と思ってしまいますが、実は本書、1986年に第一刷が発行されています。
勉強し、知識を習得する一方で、不要になったものを、処分し、整理する必要がある。何が大切で、何がそうでないか。これがわからないと古新聞一枚だって、整理できないが、いちいちそれらを考えているひまはない。自然のうちに、直感的に、あとあと必要そうなものと、不要らしいものを区分けして、新陳代謝をしている。(中略)忘れるのは価値観にもとづいて忘れる。おもしろいと思っていることは、些細なことでもめったに忘れない。価値観がしっかりしていないと、大切なものを忘れ、つまらないものを覚えていることになる。これについては、さらに考えなくてはならない。
~本文より~
「考えること」を考える、「学ということ」を学ぶ、贅沢な時間です。
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4. ビジネスマナーの猫
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「三つ巴」
誰も勝たない、誰も負けない、東洋独自の循環型の文明としての三すくみの構造、『ジャンケン文明論』が少し前に話題になりました。
厳密には同一とはいえませんが、三すくみの構造の説明に使われる、日本の伝統文様の三つ巴(右図)は、世界で一番美しい本と呼ばれるケルズの書(アイルランド、ミーズ州のケルズ修道院で発見された、西暦800年頃に修道士によって書かれた福音書の写本)の渦巻文様によく似ています。ケルズの書の渦巻文様は、「輪廻転生」「再生」「循環」を表していると言われています。
島国ということの他にさしたる共通点もない、遠い遠い国アイルランドと日本ですが、どこか意識・文化の根底に同じような物の見方や感じ方があったとしたら、とても素敵なことだと思います。
ビジネスマナーから離れて少しメルヘンチックな内容になってしまいましたが、クリスマスに免じて許して下さいね。
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5. -コラム-
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「相手の立場に立って考える」
青木邦章
お客様・スタッフ・取引先・異業種交流相手・行政担当・ジャーナリストなどなど、多くの人と接する中、ビジネスパーソンとして「この人はすごい!」と感じることもよくありますが、逆に「なんでこの人は、ぱっとしないのだろう?」と思えることも多々あります。
最近、その違いはどこから来るのだろうか(?)と、気になってしかたがありませんでした。
学歴・学力や肩書き・資格の有無でもなく、性格でも職務経験でもないようです。また、やる気満々に見えていてもどこか上滑りしていてどうにも共感できない人もいるし、そういった取組み姿勢でもないようです。
社会の一般的な評価や倫理・道徳観などとは違ったところに答えがあるように思っていましたが、おぼろげながら青ちゃんなりの回答を見出しました。
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それは相手の立場に立って物事を考えるイマジネーション力と、それを的確に伝えるプレゼンテーション能力ではないかと思います。
言うまでもなく、業務遂行にはビジネス全般にわたる総合力が大切ではありますが、その中でも行動の発端となるところで、相手サイドに立てないとベクトルがおかしな方向に向かってしまうし、またどんなにスマートに業務をこなしても、それを相手が咀嚼できるように確実に届けなければ意味はありません。
「な~んだ、当たり前のことではないか!」と考えている自称エリートのあなた、「周りは私の能力を正当に評価してくれない」とすねている君、もう一度その辺を内省してみてはいかが・・・?
きっとお客様や上司のあなたを見る眼が変わってくると思いますよ。
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6.技術コラム
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「生産設備について」
1台の自動車が完成するまでには実に様々な工程がありますが、当社が設備メーカーとして深く関わっている工程を、大雑把に開発部門と生産部門という区分けをすることがあります。
そのうち生産部門の設備というのは、自動車1台あたりの販売価格があり、その構成部品ひとつひとつを販売価格に見合った(自動車メーカーが利益を確保できるような)コストで生産する必要があるため、設備投資額がほぼ決まっており、大体の場合非常に厳しいコスト要求の中で設計、製造することを求められます。
また、生産設備に関わっていると、設備そのものも当然のことながら、時間もコストであるということを痛感させられます。
生産部門の量産ラインというのは多くが機械による流れ作業で、ある工場で上流側から下流側へひとつの部品が工程ごとに加工され、検査され、組み立てられ、その工場の担当工程が終わったらまた更に下流側の工程を受け持つ工場へ運ばれ、最終的に完成車組み立て工場で自動車として完成させる訳です。
つまり、その工程中の1台の設備がトラブルにより停止すると、そこで流れ作業がストップしてしまい、部品が下流側へ流れない事によりそれ以降の装置、人、工場が遊んでしまうということです。
部品が流れてこなくても、人件費や電気代はかかるわけですから、会社としては大変な損失です。
親会社からのクレームもあります。ですから、たとえ1台でも設備のトラブルは大問題になるのです。そのような、ある意味過酷な生産現場では、時にお祭りの様に、時に戦場の様に、人や部品、怒声が日々飛び交っているのです。
次回以降、そのような生産現場で実際に体験したことをお伝えして行こうと思います。
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7.鳩豆 のひとりごと
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いよいよ、12月21日(火)に広州モータショウ開幕ですね!!
スペースクリエイションはモータショウに併設して開催される、日系自動車部品販売調達展示会に出展いたします。展示製品、カタログなどの出荷作業も終わり、鳩豆はほっと一豆ついたところです。
ところで、1899年~1945年の間、フランスの租借地だった広州湾は広州市にあるのではないそうです\(◎o◎)/!
地図で確認したところ広州市の南西にあり、現在は湛江と呼ばれています。
同じ地名は、どんなご縁があったのかなって想像するだけでも楽しいですよね!
静岡県内には横須賀という地区があります。
県外から来た友人が「神奈川って以外に近いんだね!」と道路標識を見て驚いていました。たしかに静岡県と神奈川県は隣あっているけれど・・・・・・その交差点を右折しても神奈川には着かないよ。
他にも、田んぼの真ん中に神戸があります。静岡県の神戸は「かんど」と読みます。
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