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5月号でもご紹介させていただきました、MED-10ですが、
今月はさらに詳しくご紹介させていただきます。
MED-10
モータ・ジェネレータ用高速モータリング装置
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本装置は、HEV(ハイブリッド自動車)・EV(電気自動車)・FCV(燃料電池自動車)研究開発用の試験装置で、モータ・ジェネレータを高速で力行/回生運転するものです。
連続定回転運転、パターン運転、急加減速運転などの各運転に任意に対応いたします。
オプションで電子負荷装置、冷熱環境槽、統合計測制御管理システムもご用意しております。
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<装置構成> |
<装置イメージ> |
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<仕様例>
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標準仕様 |
オプション仕様 |
駆動モータ出力 |
27kW |
55kW |
駆動軸回転数 |
0~25,000rpm |
0~25,000rpm |
加速度設定 |
1~10,000rpm/sec |
1~10,000rpm/sec |
計測トルク精度 |
0.1%F.S. |
0.1%F.S. |
運転モード |
連続/パターン/急加減速 |
連続/パターン/急加減速 |
計測項目 |
回転数/負荷トルク/温度/振動 |
回転数/負荷トルク/温度/振動 |
データ収集装置 |
データロガー |
PC統括制御 |
温調(オプション) |
常温~100℃±5℃ |
-40~160℃±5℃ |
本体概略寸法 |
L1,600×D700×H1,500mm |
L1,800×D1,000×H1,500mm |
電源 |
三相AC200V |
三相AC200V |
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2.技術コラム
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「技術的限界の見極め」
技術的な限界の見極めが的確に出来ているかどうか自己採点をしてみたことがありますか。正確に出来ている方は限りなく伸びる技術者です。
現在HDDは飛躍的に容量が大きくなっています。今までに何度記録的限界が叫ばれ、半導体メモリの大容量化と引合いに出され消える運命と判断されたことでしょうか。
垂直磁気記録と超解像技術が現在の大容量をもたらした事は言うまでもないことですが、磁気膜材料の改良についても見逃すことが出来ない大きな進歩であり大容量化を支えているのです。
過去の議論を知っていると、「もはや限界は無くなってしまったのではないか」との錯覚をしてしまうほどですが、実は各要素技術者の飽くことなき挑戦が技術的限界を突破させていることに気づかされるのです。
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弊社では他社が技術的に諦め、投げ出してしまった案件を請け負うことが多々あります。そこでは、経験的な技術や常識的な知識で判断して、この仕様は達成不能と判断されているのではないかと思われます。
でも、少し(?)ぐらいの無理を承知で受注してしまうのが弊社のスタイル。受注が決まってから既存の技術を遣り繰りしつつ、要求を満足させているのが弊社の技術者の傑出したところ。内心は出来なかったらどうしようと思っているのかもしれないけれども、仕様を満足した装置を納め続けていることが自慢の会社です。
その意味では、冒頭で述べたように限りなく伸びていく会社だとの思いも強いのです。
限界を感じたら是非ご一報を。
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3. 書籍紹介
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『グレート・ギャツビー』
フィツジェラルド著 野崎孝訳
新潮文庫 1974年7月発行
フィツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を紹介させていただく、なんておこがましいけれど、大好きなので紹介させてください! |
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冒頭の「ギャツビー、ぼくが心からの軽蔑を抱いているすべてのものを一身に体現しているような男。もしも間断なく演じ続けられた一連の演技の総体を個性といってよいならば、ギャツビーという人間には、何か絢爛とした個性があった。人生の希望に対する高感度の感受性というか、まるで、一万マイルも離れた所の地震さえ記録する複雑な機械と関連でもありそうな感じである。」には、文学ってすばらしいな、言葉の力ってすごいなと感動させられます。
無人島に1冊だけ本を持って行けるとしたら、迷うことなくこの「グレート・ギャツビー」を選びます。
フィツジェラルドのすごいところは、物語の内容もさることながら、言葉が紡ぎ出すイメージの華やかさ、美しさですよね!! |
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4. ビジネスマナーの猫
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「日本力を考える」
アフリカ大陸では初めてとなるワールドカップが開催されました。
今回のワールドカップでは日本代表チームに対する期待度は全体的に低かったのではないかと思います。
なぜならば今回の日本代表チームは、直前の強化試合で一度も勝つことがなく、監督の進退伺いにまで発展したチームだったからです。
しかし、いざワールドカップが始まってみると日本チームは初戦のカメルーン戦で劇的な勝利を収め、優勝候補のオランダに善戦するに及んで、テレビで見た日本チームは今までの試合が嘘のようなチームに変貌を遂げていました。
他国のように傑出した選手がいるわけでもなく、決定力不足の日本が勝てたのはなぜでしょうか。
日本チームの戦い方からは団結力、組織力が感じられます。
全員の気持ちが同じベクトルを向いた時に大きな力を発揮できるのは言うまでもありません。この力は和の力と表現できると思います。
和の意味を広辞苑で調べると“仲良くする”“合計する”“日本”とあります。すなわち和の力=日本力と言えます。
今回の日本代表チームの活躍は、日本人特有の団結力、組織力を発揮できれば個々のレベルの高い強豪チームにも対抗できる良い例です。
ビジネスの世界でも同様の事が言えます。優秀な社員が揃っているにも関わらず、個人プレーに走る組織よりも、個人の能力が低くても団結して動く組織の方が優れているのは自明の理です。
弱小企業が大企業に伍していくためには独自の技術力を持つことも必要ですが、社員相互の和の力、いわゆる日本力を養っていくしかないと思います。
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