目次
1.製品紹介
2.書籍紹介 
3.ブレイクタイム
4.青ちゃんの言いたい放題
5.マーケティングコラム
6.やまのひとりごと









1.製品紹介
 EV車のキーコンポーネント、e-AXLE(駆動モータ・ギヤボックス・PCUのアセンブリ)の開発が全盛期。
対象供試体は、e-AXLE・モータ単体・ギヤボックス単体
また、試験内容も機能・性能・耐久試験からラインでの完検まで。

特徴は、➀駆動軸の高速対応、➁製品の小型化に適合した軸配置
➂脱着性を配慮した取付治具、➃複合試験の実現等々。
対象部品や開発試験内容に応じ、さまざまな構成要素を組合せて提供いたします。

 
 
※このほかの特注仕様にも対応いたします。
詳細はweb-info@spacecreation.co.jpまでお気軽にお問い合わせ下さい。




2. 書籍紹介
『旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて』  
伏見博明著 中央公論新社 2022年1月発行
 オリンピック・文化・福祉活動の際に名誉総裁などの立場でご活躍されている宮家や旧皇族。洋の東西を問わず、皇位(王位)継承やプリンス・プリンセスのロマンスではたびたびマスコミを賑わしますが、その実生活は厚いベールに包まれていて常に謎めいています。
 本書は旧皇室の筆頭伏見宮家の当主が戦前・戦後のご自身の公私両面の生活を編者に語った自叙伝。日頃、我々が目にすることの無い世界をつまびらかに語っておられ、また現代社会の変化も象徴的に描かれています。

 世界中にきな臭さがまん延している今日、実政治とは距離を置いた皇室による平和外交の重要性と、世界一古い歴史を持つ皇室を擁する日本社会の貴重さをあらためて意識させられる一冊です。




3.ブレイクタイム
【幸せホルモン】
 偶然、道路わきにたたずんでいるネコを見かけたとき自然と幸せな気分に…。あのシルエットやしぐさ・ポーズ、たまらなくかわいいですよね。野良ネコの場合、近寄ったとたんババッと逃げられるのでちょっと惜しい…でも、そんなやりとりも含めてなんだか愛おしく私を幸せな気持ちにしてくれるのがネコ。

 この「幸せ~」「うれしい~」と幸福な気持ちになっているとき、私たちの脳からは幸せホルモンが分泌されています。代表的な幸せホルモンは、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンの3つです。

 もし皆さまが、毎日楽しい!やる気に満ちあふれている!このような状態でしたら、幸せホルモンは十分に足りています。心が安定し、意欲がありストレスにも強い…よい状態ですね。しかし、なぜかいつもイライラ、楽しくない、心も体もだるい…と感じている場合は、幸せホルモンが不足しているのかもしれません。そのような時は、意識して幸せホルモンを増やしてみませんか。幸せホルモンは意外にも職場にいるときでも出すことができます。
例えば

  ・ランチで美味しいものを食べる
  ・太陽の光を浴びながら散歩する(休憩時)
  ・同僚や周りの人を褒める
  ・相手を思いやったり助けたりする

など、今日からすぐできそうな内容ですね。
 すでに自分はそう行動しているという方もいらっしゃるかもしれません。素敵ですね。休憩中に好きな絵や写真を見たり音楽を聴いたりすることもよいそうです。皆さまの幸せ気分のもとはなんでしょうか。
                                                           



4. -コラム-
清貧の思想
                                   /青木邦章


 パンデミック・武力紛争・噴火や大地震、各地で次々に大きなトラブルが発生しています。世界大戦に明け暮れた20世紀前半、東西冷戦と火薬庫「中東」を中心とした極地紛争続きの20世紀後半を経て、新世紀には平和が訪れることを誰もが望んでいたはず。

 しかし、相変わらず宗教・経済・安全保障対立があちこちで発生。また、地球自体も活発活動期に入ったのか、はたまた環境破壊の影響か、天変地異が続発しています。
 振返ってみると、昭和世代の我々は経済高度成長を是とし、Just In Timeやデミングサイクルなどの各種生産/品質管理手法を徹底的に刷り込まれ、品質納期至上主義で猛烈に仕事をこなしてきました。昔の話ではありますが、「大きいことはいいことだ」とか、「24時間戦えますか?」なんて威勢のいいキャッチコピーが踊っていました。
 ただ、ここにきて各種外的要因でそれもままならず、納期は成り行き。品質も厳格には守られず、それどころか検査不正などのごまかしが多発。その日暮らしに業務をこなし、右往左往することが目立ちます。なんとなく、社会全体にやり場のない虚しさが漂い続けています。

 しかし、お金や行動の自由は制限されるものの、その分、時間にはゆとりが生まれた今日この頃、いろいろな書物を読みながら自分自身を見つめ直しています。

 そこで感じたことではありますが、どうもグローバル化・インターネット・IOT・デジタル決済などといった流行り言葉に踊らされて、常にあたふたと生き急いでいたのではないかと反省しています。
 「哲学や理念のない開発は行わない。」「いたずらにやみくもにモノづくりには走らない。」「大地に過剰な爪痕を残すようなことは差し控える。」そんな精神を常に心に刻んでおくことが、最も大切なことではないでしょうか。
 稲作以前の縄文時代。人々は自然の恵みを大切にし、大地に溶け込みながら生きていたはず。また、鎖国(実際は管理貿易)と、小国(地方都市)中心の循環型社会だった江戸時代。今よりも精神的には満ち足りていた部分もあったのかも知れません。

 いずれにしても、過去何世代にもわたって繰り返されてきた人間の営み。基本的にはそれほど大きな成長はなく、似たようなことを考え、似たような日々を送っていたのかもしれません。
 そのようなことからすると、現代の混沌した時代に生きるための「羅針盤」。それは、もう一度歴史を紐解くことによって得られるような気がします。


 



5.マーケティングコラム
[ハングリー精神と交渉]
 ロシアとウクライナ。こんな情勢が2022年に発生すると思ってもいなかったのは、私の不見識によるものでしょうか。どうやら停戦交渉がすすめられているものの、議論は平行線とのこと。今回は、そんな「交渉」にまつわる研究をご紹介できればと思います。

 コーネル大学の研究によれば、食事をして満腹の状態で交渉に望んだほうが、円滑にコトが運ぶというのです。というのも空腹時には、「自分が、自分が、」という権利意識が高まる傾向にあり、相手を思いやった思考が鈍るためです。パリ経営学大学院は、4時間飲食を禁止された集団と、食後の集団を比較し、他人のために募金する確率が変化するか実験を行いました。実験の結果、満腹な集団よりも空腹な集団の募金確率が20%低下すると明らかにされました。
 ハングリー精神とはよく言ったもので、空腹時には貪欲に自己利益を突き詰める傾向が高まります。もちろんビジネスにハングリー精神は不可欠であるものの、交渉の際に空腹であることは避けるべきかもしれません。自己の利益ばかりでなく、相手の利益を考えなければ交渉はまとまりません。

 最近料理系YouTuberのリュウジが、ロシア料理のレシピを紹介する動画を投稿したところ、「ウクライナ人の気持ちを考えろ」とネット上でプチ炎上しました。リュウジはこの批判に対して、「料理に罪はない。戦争の度に素晴らしい料理が失われるのは料理研究家として耐えられない。」と応えました。
 私には正論のように思えます。せっかく美味しい郷土料理があるのなら、交渉前に食事して、共存共栄の道を探るというのも一案です。皆様も交渉は食後、午後一番に設定してみてはいかがでしょうか。





6.やまのひとりごと
 今冬は寒さが例年より厳しかったですね。
毎日つま先にも背中にもホッカイロを貼っていましたが
ようやくホッカイロ無しでも暮らせるようになりました。

できれば年中25度位の気温で暮らしたい、やまなのでした。