目次
1.製品紹介
2.技術コラム
3.書籍紹介 
4.EV・HEV開発最前線
5.青ちゃんの言いたい放題
6.技術コラム
7.やまのひとりごと







1.製品紹介
[MG高速耐久試験装置]
本装置はモータジェネレータのロータを高速で
回転させ、強度・耐久性等を確認する装置です。
【装置写真】

【装置構成】
【装置仕様】


*その他特注仕様、各種オプションにも対応いたします。お気軽にお問い合わせ下さい。



2.技術コラム
[オリンピック情報戦]
 ソチオリンピックが閉幕しました。最近オリンピックでは、情報戦が勝敗を左右すると言われて久しいところ。iPadを使っていたり、Surfaceを使っていたり。バレーボールでは「Valley Pad」なるソフトを使って、戦略アナリストが随時分析結果を現場の監督に送って戦略を練っているとは、かなり有名なところです。

 そんな事を聞いてしまっていますので、データ処理を生業にしている関係上ついつい今回のオリンピックも競技そっちのけで、オリンピックの裏側のIT戦に興味がいってしまいます。

 このオリンピックに際しても、米国スキー代表チームはAMPのiPhone 向けアプリを活用し、競技に適した身体能力を高めるための計測、メニュー作りマネジメントを行っているとのことです。

 スポーツの経験や知識とアプリ開発がスマートフォンやタブレット上で交わることによって、より効率的に選手ひとり一人に特化した管理を行うことができるようになっているようです。また、あるソフトでは米国のボブスレー・スケルトンチームが iPad のビデオアプリで選手のスタートダッシュや滑走中のフォームを記録、コーチと選手でその映像を見ながら綿密に改善していく様子が紹介されています。それまでその場で再生できるビデオカメラを利用してきたものが、iPadでの撮影と、大きな画面に書き込みながらの映像のプレビューで、より直感的に選手へのアドバイスを与えることができ効率的だ、とのアピールがなされています。

 先に挙げた分析ソフトについて、使っているアナリストによれば、出来るだけ詳細なデータを打ち込むことが最初の一歩。実践的には、そのデータを入力するオペレータがいかに主観を削ぎ落としてデータを入力できるか、が勝利のカギとのことです。それらをうまく管理することが勝利への最短距離と言い切っています。何か我々の提供する装置のデータ分析プロセスと共通する事が多く、奇妙な感じがするのはご同業の皆さん、同じく感じられる事ではないかと思います。



3. 書籍紹介
『アインシュタイン150の言葉』  1997年4月発行   
ジェリー・メイヤー&ジョン・P・ホームズ編 ディスカヴァー・トゥエンティワン

20世紀の巨匠アインシュタインが、自身の生き様・人生観・倫理/道徳/宗教観そして世界観などについて簡潔に語った書。
それぞれ短い言葉の集まりではありますが、第二次大戦を挟んでの激動の時代を自身の信念の元に駆け抜けた偉人の心からの叫びが聞こえてきます。天才アインシュタインといえども一人の悩める人間。俗世界に翻弄され、常に真摯に人生と格闘していた姿が浮かび上がってきます。
「どうして、自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要なときに責めてくれるんだから、いいじゃないですか。」「人間は、孤独な存在であるのと同時に、社会的な存在なのです。」といった言葉には、何か癒されます。
混沌とした現代に生きる我々に勇気と自信を与えてくれる一冊です。


4. EV・HEV開発最前線
「自動車は走るロボット!?」 
 現在新しく販売されている自動車には将来の自動運転車を見据えた技術革命があるようです。
自動車メーカー各社が2010年代にも実用化する自動運転についてのロードマップは以下の通りとなっており…
機能ごとの自動化(2005~)⇒部分的自律運転(2010~)⇒限定的自律運転(2020~)
⇒完全自律運転(2025~)へ
 実用化技術は、前方衝突警報、車線逸脱警報、車間距離制御、車線維持、自動ブレーキなど。
まさに、センシングされたデータによりアクチュエータが動き、最終目的が達成されます。
 ここで注目すべきことは、自動制御用センサを搭載した運転支援システムの研究開発(R&D)が、シリコンバレーに集中していることです。アップルやgoogleに交じって日・欧・米の自動車メーカーがこぞってITの聖地へと結集し、将来の自動化に向けた開発競争を繰り広げているようですが、それは日本国内ではできないということでしょうか?
もう一つ注目すべき点は、全体コストに占める割合が半分にもなる電子部品。カーエレクトロニクスの開発、センサ含めた機能試験など、スペースクリエイションの自動車開発試験機製造の活躍の場がさらに増えそうです。
 人間が介在しないロボットのように、「ドライバーの体調が急変しても安全走行」「わき見運転も問題なく安全走行」など、人が運転するより安全と言われている自動運転試験システムですが、そのための開発用試験はどのようになるのか?
期待と不安が交錯する今日この頃です。



5. -コラム-
「ITの進化と脳の退化」
                                             /青木邦章
 先日、社有車のナビデータが2~3年経って古くなったので更新したいとの話がありました。少額なのでそう問題はないのですが、日本の道路事情の変化の速さと、ナビに踊らされる人間の姿を想像し、なにやらぞっとしてしまいました。

 かつては事前に目的地に向かっての道筋を地図などで確認し、自分なりに考えながら最善の経路を考えたもの。また、それがドライブの醍醐味でもありました。新しい道路の発見や地図に載っていない近道の開拓も、謎解き感覚で楽しんだものです。  
 ところがIT技術の進歩により、多くの人は自ら考えることを放棄してしまったように映ります。
ナビに限らず、スマホ・インターネット・マルチチャンネルのデジタルテレビなど、多くの現代人はIT関連の氾濫情報に翻弄され自分自身の意思で深く物事を考え決断するという、基本的な人間の尊厳を忘れ去ったように思えます。

 我々の設計開発業務においても、その仕事の本来の目的や達成目標、クライアントの真に望むあるべき姿と言ったものを深く理解もせずに、反射的にCADに向かい作業開始して、結果的に大きく回り道する若手エンジニアがいて、苛立つことが多くあります。
 手描き図面との格闘により設計者として成長し、今でも相変わらずガラパゴス携帯と8年前のナビを駆使して日々仕事をしている青ちゃんとしては、彼らがITに繰られるマリオネットに見えてなりません。

 果たして、大局的にまた掘り下げて思考することを忘れた現代のエンジニア(ビジネスマン)に、これからの日本の行く末を託して良いのでしょうか?それともこんな考え方自体が、デジタルデバイドとやらで取り残された昭和世代のやっかみなのでしょうか?



6.技術コラム
[身近なものに置き換えて考える]
 エンジニアにとって数字はとても重要なものです。計算結果や測定データは必ず正確な数字で表すのが鉄則ですが、数字だけしか見ていないと、現実的(本質的)な部分を見失ってしまう事もあります。例えば要求精度に対する装置能力を検証する際、数字だけで考えていると、実際にはまったく問題にならない微小な誤差を追いかけて時間を無駄にする事などもあります。

 データ検証の際にもグラフのレンジをよく考えないと、ごく微小なノイズレベルを拡大してみてしまう事で大きなバラつきと思いこんでしまったりすることもあります。量を表す単位も、kgやmmあたりは感覚的に分かりますが、SI単位系のN(ニュートン)やPa(パスカル)になると、実際の感覚としてはどのくらいなのか、なかなかつかみにくいので注意が必要です。

 そんな時、私たちが普段の設計や試験の際に良く使うのは、重さや長さを身近なものに置き換えて考えてみる、というやり方です。

 例えば「0.5Nm」というトルクがあったとします。トルクというのはモノを回転させる方向に働く力ですが、これだけでは具体的にどのくらいの力なのかよく分かりません。そこで、「回転中心から伸ばした1mの棒の先に卵1個分を乗せたくらいの力」という様に置き換えて考えると、実際にどの程度の力が作用するのかが感覚的にもよく分かります。  

 0.5Nという力を同じ意味を持つ卵1個の重さ約50gに置き換えただけですが、この様な考え方は設計ミス(計算ミス)を防いだり、バランスのとれた設計をしたりする上でとても大切な事なのです。

 その他にも重さの例でいうと、1円玉が1g、500円玉が5g(正確には4.8g)、2Lペットボトルが2kg、軽自動車が約800kg、あとは自分の体重なども良く使う置き換えですので、みなさんも覚えておくと何かの時に役に立つかも知れません。



7.やまのひとりごと
 なかなか春が近づいてこない毎日ですが、一足早く春の訪れを感じている事があります。

 それはズバリ、花粉症です!目の痒みとくしゃみ、鼻水だけは春本番のような騒がしさです。お客様とお話するにもクシュン、ずるずる…電話に出るにもクシュン、ずるずる…。くしゃみはなかなか途中で止められないので、結構恥ずかしいですね。

 早めに薬を飲みはじめて、症状が悪化しないよう予防するのが大事ですね。はぁ、早く春がこないかなぁ・・・ックション!