目次
1.製品紹介
2.技術コラム
3.書籍紹介 
4.ビジネスマナーの猫
5.青ちゃんの言いたい放題
6.技術コラム
7.鳩豆のひとりごと






人とくるまのテクノロジー展 2010


【 開催日時 】  2010 年 5 月 19 日(水) ~ 21 日(金)
           10:00~17:00
【 開催場所 】  パシフィコ横浜・展示ホール
【 展示ブース 】  #46ブース(最初の入口よりお入り下さい)



1.製品紹介

  今月は、モータ・ジェネレータ試験装置について
ご紹介させていただきます。


<MED-10 モータ・ジェネレータ用高速モータリング装置>

~HEV・EV・FCV研究開発用の試験装置~

・モータ・ジェネレータを高速で力行/回生運転するものです。
・連続定回転運転、パターン運転、急加速運転など
 各運転に任意に対応いたします。
・オプションで電子負荷装置、冷熱環境槽、統合計測制御管理
 システムもご用意しております。

<装置構成>


<装置イメージ>





2.技術コラム  

「サービスの価値」

 「タダより高いものはない」誰もがよくわかっているはずなのに、デフレ傾向が拍車を掛けて、物を安く手に入れようとする風潮があります。

 インターネットを検索すれば、こんなソフトをよく気前良くフリー配布するものだと思うこともしばしばであり、形のない情報系の価値が軽視される傾向にある事を感じます。

 弊社では主にLA向けに計測機を製作していますので、制御ソフト・解析ソフトを付属して提供することがほとんどです。

 当然、形のある装置については機能評価が見た目でわかり易く、設備仕様に従った白黒はっきりした評価がなされます。

 一方、ソフトの出来については、規定された制御動作などの評価は別として、使い勝手などを始め、お客様の感性により良くも悪くも評価されてしまいます。

 従って装置立会時、ソフト技術者はフリーソフトよろしく価値ゼロと看做されるか、開発工数以上の評価を受けるか、針の筵に座りながら待つことになります。
 
 インターネット上のソフトが無料で提供しているのは機能限定版がほとんどです。これは、使っているうちにユーザをマニアックにさせて無意識に高機能を試さざるを得なくさせる戦略が裏に秘められているからです。このような手法の最たるものが携帯電話やiPhone、iPodであり、格安高機能のiPad商法です。

 これらと比べて装置ソフトは全てがオーダーメイド、必ずお客様の高評価を得ないといけないという使命があります。

 その分真剣勝負で仕様決定から装置要件抽出を綿密に行わないといけません。そこに秘められた分析解析処理、実は見積書には載らないものの大いなる価値を持つ情報サービスであることをお忘れなく。


                       



3. 書籍紹介

『ボート
ナム・リー著 新潮クレストブックス 2010年 1月発行

 

 本書の著者は生後3ケ月で両親と共にボートピープルとしてオーストラリアに逃れ、メルボルンで育ったナム・リー。法律事務所で勤務した後に、アイオワ大学のライターズワークショップで学んだそうです。

 本書は、アイオワが舞台で創作を学ぶベトナム系大学生が主人公の「愛と名誉と憐れみと誇りと同情と犠牲」、コロンビアが舞台でスラムに暮す14歳2ヶ月の少年が主人公の「カルタヘナ」、ニューヨークが舞台で赤ん坊の時に手放した娘のコンサートに出かけようとする老画家が主人公の「エリーゼに会う」、オーストラリアが舞台でフットボール部の高校生が主人公の「ハーフリード湾」、日本が舞台で小学校3年生の女の子が主人公の「ヒロシマ」、テヘランが舞台で若い女性が主人公の「テヘラン・コーリング」、ベトナムから脱出する船の中が舞台で16歳の女性が主人公の「ボート」の7編の短編で成り立っています。

 海外の作家による日本を舞台にした物語を読むと、なんとなくズレのような違和感を覚えてしまうことが多いのですが、本書に収録されている「ヒロシマ」を読んだ時に感じるのは、不自然な違和感ではなく、新鮮だけど正確な描写による驚きです。おそらく他の物語の舞台、ニューヨーク、テヘラン、ベトナム、オーストラリア(著者自身がオーストラリア育ちのボートピープルですが・・・)に実際に住んでいる人たちにとっても同じではないでしょうか。



4. ビジネスマナーの猫

「名刺」
 ビジネス社会において名刺は会社の顔でありその人の顔です。

 名刺入れはズボンのポケットには入れず、胸ポケットに入れておき、常に10枚以上の名刺を持ち、汚れた名刺は使わないようにしましょう!

 名刺を差し出すタイミングは、訪問した側から、または目下の者から出すのがマナーです。
 「初めまして」「宜しくお願い致します」など初対面の挨拶をし、「○○社の△△と申します」、と軽く頭を下げながら名刺を少し低めにして差し出します。この際名刺は、相手から読める向きで差し出すのが原則です。

 名刺を受け取る場合は、「頂戴します」、とお辞儀をしながら両手で受け取り、読み方が判らない場合は、その場で尋ねましょう。
 同時に名刺を交換する場合は右手で自分の名刺を差し出し、相手の名刺を左手で受け、渡し終えた後、左手に右手を添えます。先に相手から名刺を差し出された場合は差し出しかけた自分の名刺をいったん左手の名刺入れの下に持ちかえ「恐れ入ります、お先に頂戴いたします」、といって、まず相手の名刺を受け取ってから差し出します。



5. -コラム-     

「いくら実のない木をゆすっても
             腹はふくれない」
            
                              青木邦章




 多くの人(動物)は長く同じことをしていると、行動が習慣化され、あまり深く考えずにマンネリを続けてしまうようです。(青ちゃんの場合、飽きっぽい反面、新しいこと大好きな性格なのでそういったことはあまりないのですが・・・。)

 過去に成功体験を有している人の場合、二匹目・三匹目のどじょうを狙って、特にこの傾向が強いようですね。(この歳まで、成功したと自慢できることが何ひとつない青ちゃんの場合、この面でも安心!?)

 ちょっと、そこ行く営業のSさん、根性で通いつめてもお客様の財布は空っぽなんじゃないですか?いくら顔が利くって言っても、それじゃ経費倒れ!足だけじゃなく、もうちょっと頭も使ったほうがいいんじゃないの?

 毎晩、遅くまでがんばって設計開発しているA君、それって今は簡単にできるモジュールが売ってるんじゃないの?それから、去年も同じような図面を描いてたけど、ちょっと工夫すれば使い回しで、うまく凌げるんじゃないの?

 


  
 
 自分の畑や裏山しか歩いていない人は、数少ない見慣れた木の実り具合を見て一喜一憂。本当は川の向こう岸に、もっとたわわに実っている木があるかも知れないのに・・・。

 時代は大きく動いています。ひとさまが丹精込めて育てた畑を狙うのはともかくとして、持って生まれた嗅覚を働かせ、新しい森や林を切り拓いていくことこそが重要。

 たわわに実った木がありそうならば、虎や狼が跋扈する怪しげな冥界だって、どんどん藪を突き進んでいくべきだとは思いませんか?たとえそれが切り立った崖に立つ一本の大木を目指しての無謀なチャレンジだとしても・・・。





6.技術コラム
「単位について①」
 日常で使用するもの、しないものを含めて私たちの周りには実に様々な単位が存在します。

 それらは国や対象物によって変わることは一般的にも知られています。例えば長さがメートルに対してインチ、ヤードであったりするということです。

 ところで、「重さ」というと一般的には体重○○kg(キログラム)、といった形で表現される事が多いですが、実はこれは曖昧な表現であり、厳密に言うとkgとは質量(密度と体積の相乗積)の単位であり、重量とは区別しなければいけません。

 では重量はというと、質量に働く重力としてkgf(重量キログラム)で定義され、重力加速度(緯度及び海面からの高さによって異なる)に左右されるため、場所によって異なります。
 
  例えば富士山頂では質量1kgのものを計ると東京より1g軽くなる、と言われています。
 月では重さが地球上の約1/6になる、というのも引力そのものが違う為です。

 一般的に1kgfとは、質量1kgの物体に国際協定基準値である重力加速度9.80665㎨を与える力として扱いますが、更にややこしいのが、重力単位系とSI(国際)単位系の話です。

 これまでの話は重力単位系の話で、工業技術分野では現在基本的にはSI単位系を使用する事になっており、1kgfをSI単位系で表すと、9.80665N(ニュートン)となります。





   


7.鳩豆 のひとりごと

  「人とくるまのテクノロジー展2010」いよいよ今月です!
 昨年も沢山の方々が、スペースクリエイションのブースにお越しくださいました。
 本年も心より、お待ち申し上げております!


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