目次
1.製品紹介
2.技術コラム
3.書籍紹介 
4.ビジネスマナーの猫
5.青ちゃんの言いたい放題
6.技術コラム
7.鳩豆のひとりごと




1.製品紹介

  今月は、簡易式ピストンアセンブリ測定機について
ご紹介させていただきます。


<簡易式ピストンアセンブリ測定機>
<セールスポイント>
■ピストンとコンロッドが一体となった状態で測定できます


<装置イメージ> <精度>
繰返し精度:2μm
  20℃一定
  ワーク脱着無し
  N=10
<装置構成>
●ピストンとピンの間隙

●ピストン
    ・外径
    ・スカート形状
    ・楕円形状

●ピストン各ランド
    ・外径
    ・形状




2.技術コラム  

「制御の電子化と人間の感覚」

 昨年11月以来、アクセルペダル問題に絡み約850万台という未曽有の改修作業に追われているトヨタのリコール問題は、いろいろな意味で私達に教訓をもたらしてくれます。

 様々な立場の方々が、違った見方から、それぞれに考えさせられていることと思われます。


 ソフトに問題があると言われているABS対象車種の追加リコールも全世界で約50万台に及び、これら一連のリコール問題への対応遅れとアクセルの「突然の急加速」問題が重なって、少なくとも、アメリカの中では、高品質とハイテク技術が代名詞だったトヨタ車に対して不信感が芽生えてしまうことは避けられないのではないかとの考えが多いようです。

 
 ソフトに問題があると言われているABS対象車種の追加リコールも全世界で約50万台に及び、これら一連のリコール問題への対応遅れとアクセルの「突然の急加速」問題が重なって、少なくとも、アメリカの中では、高品質とハイテク技術が代名詞だったトヨタ車に対して不信感が芽生えてしまうことは避けられないのではないかとの考えが多いようです。

 特に急加速問題については、米政府や議会がアクセルペダルなどの単なる部品の問題ではなくECU(電子制御装置)に欠陥があるとみて調査に乗り出しているようです。

 業務絡みもあり、日本車離れに結びついてしまうのではないかと、非常に切実な問題として感ぜざるを得ないところです。

 ユーザサイドからの見方が大方であるので見過されてしまいそうですが、ABS制御ソフト問題については、ブレーキペダルを踏み込んでから油圧ブレーキが利くまでにかかるわずかな時間が原因であります。このことが、運転者にブレーキが利かないと錯覚をさせているだけであり、正常な動作には変わりがないはずです。
 
 ソフト技術者としてこの問題を捉えた場合、仕様決定の際に様々なトレードオフを含み、全てを解決しての完成であったはずで、ごくあたりまえに予測されていた事態ではないかと感じます。

 いずれにしても、各方面とも多面的に問題を捉え、車の将来にとって欠くことのできない電子制御のあり方を議論する良い機会ではないかと考えています。

                       



3. 書籍紹介

『遺失物管理所

ジークフリート・レンツ著
          松永美穂訳 新潮社 2005年1月発行


 「それは違うよ。何でも取り替えがきくわけじゃないんだ。埋め合わせ不可能な、取り返しのつかない損失というものもあるんだよ。もうちょっとここで長く働いたら、そういうことも分かるようになるだろう」~本文より~

 遺失物管理所へは、電車の中に忘れ物をした人や、何かを失くしてしまった人たちが、うろたえながらやってきます。

 けれども遺失物管理所は、誰かが何かを失くすことが前提であり、そこで働く人たちもそれぞれに日常を抱えています。

 この非日常(物を失くした人たち)と日常(遺失物管理所で働く人たち)の対比がなんとなくおもしろい作品です。




4. ビジネスマナーの猫

「猫」


 このコーナー「ビジネスマナーの猫」は、3代目編集長のShinさんの命名によるコーナーです。

 今月は「ビジネス」と「マナー」はとりあえず、脇に置いておいて「猫」について・・・・・・・。

 野良猫に困ってしまった事って誰でもありますよね。

 庭にウンチをされてしまった、花壇を荒らされた、そもそも猫が苦手など。

 そんな野良猫を捕まえては、避妊手術や去勢手術を施し、もうこれ以上増えない(繁殖しない)という状態にしてから、野良猫たちにエサを与え、その1代の命をまっとうさせる、あるいは引き取り手を探すという活動をしている方たちがいるということを坂崎幸之助さんの『ネコロジー』という本で知りました。

 坂崎さん自身もこの活動に携わっているそうです。


5. -コラム-     

「虫の眼/鳥の眼、鬼の眼/仏の眼」            
                                          青木邦章


 組織運営・プロジェクト管理など、経営全般について言えますが、意思決定においては異なる視野から対象をみる事が必要となります。

 青ちゃんが何かの折に意識しているのは、これら二軸からのアプローチです。

 ひとつの軸は、緊急現場対応・「目先の利益優先」で判断する虫の眼と、長期的展望・「損して得取れ」的な鳥の眼。(本当の虫や鳥が、そういった判断をしているのかどうかは、はなはだ疑問ではありますが・・・)

 そして、もうひとつの軸は、悪人説にのっとりペシミズムで問題を厳しく追及する鬼の眼と、善人説に立ち温かい眼・オプティミズムでことを乗り切ろうとする仏の眼。

 前者を横軸に後者を縦軸において、四つの象限でそれぞれ対処法を考えてみると、偏った見方に陥ってしまうのが少しは防げるように感じられます。

 「虫の眼」×「鬼の眼」でみると、慌てふためいて直ぐにでも動かなければいけなくなる衝動に駆られ、逆に「鳥の眼」×「仏の眼」でみると、そう慌てずにじっくりと問題に立ち向かおうという気になります。

 





 実際の意思決定はその中間的位置に立つ場合と、四つの象限の対処法を組合せたりといろいろではありますが、少なくとも発生した問題に対していきなり動くのではなく、

 四つの視点から吟味する習慣をつけると、判断に余裕が生まれるように感じます。

 また、そういった訓練を続けていると、対応策が即座に頭の中でビジュアルにイメージできて、「目の前真っ暗」といったパニック状態を避けることができるようになります。

 もしかすると、同じようにこだわりとユニークさが特徴行動のカリスマ経営者・不世出のリーダーと呼ばれる人たちと、マニアックなオタク達との違いは、こういった思考形態の違いから生まれてくるのかもしれません。

 


6.技術コラム
「バランス」

  壊れない機械を設計するにはどうすれば良いでしょう?

 簡単な例で言えば、ある重さの物を支える棚をつくるとき、絶対に壊れないものを造る為には、どうしたらよいのでしょうか?

 とにかく厚い板を使えば良いのでしょうか?とにかく硬い板を使えば良いのでしょうか?
 答えはもちろん両方不正解です。

 厚すぎると重くなり、支える部分が壊れて棚ごと落っこちてしまいますし、硬すぎると取付穴をあけるのも大変です。また、ただ硬いだけではちょっとした衝撃で割れてしまう事もあります。
 

 大事なのはバランスで、ある一定以上の厚さ、硬さは当然必要ですが(基準となる数値は計算で求められます)それに加えて、物を置くときに加わる衝撃や、時間が経った時の腐食やネジの緩み等も考慮して「安全率」といわれる係数を決め、最終的には各部を総合的に検証した上で判断を下します。

 良い設計とは全ての項目においてバランスが取れた設計であり、バランスが取れているということは見た目も安定しており、「よく飛ぶ飛行機は美しい」という格言に表されている通りになります。

 その他、仕事と遊び、収入と支出、厳しさと優しさ、摂取カロリーと消費カロリー、バランスをきちんと取れている人はやはり美しいのかもしれません。



7.鳩豆 のひとりごと

  スペースクリエイションはセクハラ(セクハラ的発言)の全くないちょっと素敵な会社です。
娘を持ったお父さん、それに今流行の草食系が多いからかな?
(鳩豆が女性として認識されていないという説もあります)

 コミュニケーションはとりたいけれど、セクハラって思われちゃったら心外・・・・・・
困った時には、自分の娘に言えることかなっ?て考えてみて下さい。
(娘を持たない方は、想像上の娘に)

「ちょっと太ったかな?」←こんなこと、娘には言えませんよね!
                 そんなこと言ったら殺されますよ(^_^;)

「ちょっとやせたかな?」←「そんなことないよ~」と返事をしつつも少しうれしい・・・・

「大福みたいに可愛い!」←「太ったっていうこと!?」ほめ言葉になっていない(=_=)

「結婚の方はまだなの?」←「ふんっ!」3日間ぐらい口を利きたくない・・・・・

 ぜひ、参考にして下さいね!


 
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